夢主義社会トップへ 耐震強度偽装問題(詳細)   2005年11月30日  戻る

国会で参考人質疑:
<参考人>
偽装本人:姉歯建築士:不参加
販売会社:ヒューザー社長
販売会社:シノケン社長
施工建設会社:木村建設社長、元東京支店長
検査機関:平塚市都市政策部長
民間検査機関:イーホームズ社長

民間検査機関:イーホームズ社長の話
 ・ヒューザーの物件について、外部の構造設計の方から情報があった(下記の情報)
  (他の審査会社において姉歯建築士が行った物件で偽造を認識していた)
  (この件は、1年前に隠ぺいされた)(その機関の名前は日本ERI)
販売会社:・ヒューザー社長の話
 ・正常な考えではない方の間違った、あるいは、偽造の正しくない計算書が原因の一つ
 ・確認済証という誰も疑ったことのない神聖な公文書に対して、まったく疑うことなく着工しただけ
 ・私たちは、適法に確認を得、適法に検査済を得、適法に中間検査を得て、適法に販売した
施工建設会社:木村建設元東京支店長
 ・姉歯との関係は、構造計算という分野であり、構造計算という感覚で打合せを行っている
 ・圧力をかけたという認識は、まったくない。
 <「鉄筋の量を減らすように指示したか」の質問に対して>
 ・そのようなことを言ったかもしれませんが、しかし、当然法令順守の範囲内で減らせということで認識
 <「姉歯建築士からリベートの受取」の質問に対して>
 ・リベートではありません。架空の請求書を要求したことはあります。(=リベート?)
施工建設会社:木村建設社長
 ・今の件については、まったく知りません。

<経緯>
民間検査機関:イーホームズ社長の話
 ・10月26日に私から国土交通省の指導係長あてに、構造計算書の偽造事件という事態が発生したとメールしたが、問題の内容が伝わらなかったのかもしれないが、「そちらで解決されたし」と返答あり
 ・「他の機関・行政で見抜けなかったものを、公表して正義を貫いて何の意味がある」と「もしそれでも、公表するなら徹底的にたたく」と、ヒューザー社長に言われた。
 ※当社だから、この事件を公表できた。圧力があったのに好評した。
販売会社:・ヒューザー社長の話
 ・相当ニュアンスが違うところがある。公表するなと言ったのではない。
 ・公表するまでに、相当程度調べる時間が必要であると申し上げた。
 ・「たたく」という言葉は全く違っていて、「追及させていただく」
  「あってはならない確認検査業務が行われたならば、徹底的に追及させていただく」と申し上げた。

<検査制度>
民間検査機関:イーホームズ社長の話
 ・行政・他機関と情報を共有した中で、必要なチェックポイントは、的確に適切に審査してきた。
 ・1?100まで構造計算のプロが計算してきたものを、再計算するのは量的に不可能
 ※他の指定機関や自治体が見逃していた偽装を、当社が見抜いた点を評価してほしい。

<補償>
販売会社:シノケン社長
 ・できる範囲で補償やらせていただき、代金の返還というところをもって、誠意を努めてまいりたい
販売会社:・ヒューザー社長の話
 ・内部保留は30億しかない。一度に解約に応じるとしても、物理的に金銭的にできない。
 ・すべてが解決つくまで、絶対に破産させず、売主としての使命を全うしていく。
 ・皆様方の力添えを賜りたい。

その他情報:
 ・ヒューザーが木村建設に、「勝手に動くな」と指示した。

上記の状況を踏まえると、ヒューザー社長が悪の源のようです。
そして、イーホームズ社長の行動は、正義であり、勇気ある行動のように思えます。

今の社会では、建築士も含めた技術者は、舌先三寸の人間にとって、金儲けの道具のようなものです。

※舌先三寸の人間とは、財界人、政界人、社長を含めた幹部社員、営業マン、他力本願で活きる人たちを示します。