夢主義社会トップへ ライブドア強制捜査は不当   2006年01月25日  戻る

今回、東京地検特捜部と証券取引等監視委員会が合同で、証券取引法違反の容疑でライブドア本社などを捜索、強制調査に乗り出しました。この結果、株の暴落、さらに、自殺者まで出ました。
この強制捜査は、ほんとうに必要だったのでしょうか?
私には、「不用意な強制捜査によって、社会を混乱させた」としか思えません。

たとえば、銀行強盗を捕まえるために、警察官が発砲して、その流れ弾で一般市民が死亡した場合、警察官に責任はないのでしょうか? 通常、警察官の責任が問われますよね! 少なくとも、銀行強盗に責任があるとは、だれも言わないでしょう。

また、1千億円の不正を暴くために、一般市民に一兆円の損失を与えて良いものでしょうか?
もしかすると、株の暴落に驚いて、心臓麻痺で死んだお年寄りもいるかもしれません。

「正しい目的のためならば、その手段は何をしても良い」というものではないと思います。

不正と感じる事項があるならば、お互いに向き合って話し合えば良いのです。ライブドアは、逃げも隠れもしません。実際に、今回の強制捜査においても、包み隠さず真実を説明しているようです。しかし、その行為がほんとうに法律に違反しているのか否かは、裁判で決着をつけるべきものです。裁判の前に、明らかに不正を行ったと、一方的に決め付けるような行為は、人権を侵害した行為であり、不当な行為です。
強制捜査を行わずに、不正と思われる事項について、裁判で議論するという方法を取れば、今回のような株の暴落や自殺者は出なかったと思います。

今回の、強制捜査は、一気に捜査して、メール等の情報を隠滅される前に押さえることが目的だったようです。しかし、メールの内容は、一般会話と同様に、冗談等が含まれることが多いです。その内容を取り上げて「悪意」だと決め付けるのは、無理があると思います。メール等の情報は、裁判で不正を立証する証拠には使えないと思います。そんなことをしなくとも、話し合えば、ライブドアは、包み隠さず真実を説明してくれます。少なくとも、ライブドア自身は、不正を行っているつもりはないので、隠す必要はないのです。

今後、裁判での堀江氏の攻防に期待したいと思います。
「ホリエモン頑張れ! 負けるなホリエモン!」