夢主義社会トップへ 花開いた悪の花   2006年03月24日  戻る

植物は、成長期の最後に、成熟の証しとして、花を咲かせます。
振り込め詐欺等の行為は、舌先三寸で商売を行う人間が多い現代社会の中で、悪意が凝縮されて花開いた「悪の花」と言えないでしょうか?
つまり、詐欺行為は、一般社会で行われている行為と全く異なる行為ではなく、一般社会で行われている行為の延長線上にあると考えられます。

たとえば、会社の中では、上司の御機嫌を伺いながら、舌先三寸で要領良く振舞うことで、上司に認めてもらおうとします。また、部下に対しては、「俺は偉いんだ!」「俺は正しい」「おまえは間違っている」と、舌先三寸で一方的に主張することにより、自分の立場を維持しようとします。
これらの行為は、会社の中で一般的に行われている行為ですが、舌先三寸で利を得ようとする詐欺行為とも考えられます。

同様に、ニートは、「労働」を伴わずに、高い報酬をもらっている社長や幹部社員の、働かないというところを真似ただけに過ぎません。
社長や幹部社員自身は、「俺は頑張って働いている」と主張するでしょうが、実際に物作りをしている分けではありません。第三者から見れば、働いていないように見えます。

詐欺行為やニートの存在等の様々な社会問題の起因は、一般社会で行われている個々の行為にあるということを認識し、一般社会で行われている個々の行為を見直すべきであると思います。