「一度の人生、楽しまなきゃ損!」という声をよく耳にします。 人間の楽しみには、2種類あると思います。 1.欲望を満たすことによる楽しみ 2.夢に向かって歩くことの楽しみ 「欲望を満たすことによる楽しみ」は、他の動物も持っている楽しみだと思います。 「夢に向かって歩くことの楽しみ」は、理性を持った人間のみが持つ楽しみだと思います。 欲望を満たすための産業が蔓延した今の社会では、「欲望を満たすことによる楽しみ」が主流になってきているようです。 例えば、定年退職した人が、旅行したり、美味しいものを食べたり、趣味を持ったりしています。 会社に勤めていても、お金に余裕があると、同様に使うことになります。 この状況を、子供たちは見ています。 子供たちは、どう感じているのでしょうか? 人生とは、「欲望を満たすことによる楽しみ」を得ることである、と感じているのではないでしょうか。 そして、子供たちは、こんな大人たちの真似をすることになります。 私は、今の大人たちに下記の詩を贈りたい。 <海援隊 / 母に捧げるバラード> 死ぬ気で働いてみろ鉄也 働いて、働いて、働きぬいて 遊びたいとか、休みたいとか、そんな事お前、いっぺんでも思うてみろ。 そん時ゃ、そん時ゃ、鉄也、死ね…それが、それが男ぞ。それが人生ぞ。 大人には、「夢に向かって歩くことの楽しみ」を持ってほしい。 夢に向かって、死ぬまで、働いて、働いて、働きぬいてほしい。 もちろん、会社に従属しての仕事が、あなたの夢であるはずがありません。 ボランティア等の社会貢献で頑張ってほしいと思います。 そんな大人が増えれば、子供たちの倫理感も変わってくるでしょう。 しつけや叱ることが大切という人もいますが、私は違うと思います。 子供たちは、大人たちの言葉よりも、行動を見ています。 行動の伴わない言葉は、不信感を募るだけです。 夢主義社会 https://www.dream-think.com/ |