夢主義社会トップへ 楽しみ=欲望   2006年05月09日  戻る

「一度の人生、楽しまなきゃ損!」という声をよく耳にします。

人間の楽しみには、2種類あると思います。
1.欲望を満たすことによる楽しみ
2.夢に向かって歩くことの楽しみ

「欲望を満たすことによる楽しみ」は、他の動物も持っている楽しみだと思います。
「夢に向かって歩くことの楽しみ」は、理性を持った人間のみが持つ楽しみだと思います。
欲望を満たすための産業が蔓延した今の社会では、「欲望を満たすことによる楽しみ」が主流になってきているようです。

例えば、定年退職した人が、旅行したり、美味しいものを食べたり、趣味を持ったりしています。
会社に勤めていても、お金に余裕があると、同様に使うことになります。

この状況を、子供たちは見ています。
子供たちは、どう感じているのでしょうか?
人生とは、「欲望を満たすことによる楽しみ」を得ることである、と感じているのではないでしょうか。
そして、子供たちは、こんな大人たちの真似をすることになります。

私は、今の大人たちに下記の詩を贈りたい。
<海援隊 / 母に捧げるバラード>
  死ぬ気で働いてみろ鉄也
  働いて、働いて、働きぬいて 遊びたいとか、休みたいとか、そんな事お前、いっぺんでも思うてみろ。
  そん時ゃ、そん時ゃ、鉄也、死ね…それが、それが男ぞ。それが人生ぞ。

大人には、「夢に向かって歩くことの楽しみ」を持ってほしい。
夢に向かって、死ぬまで、働いて、働いて、働きぬいてほしい。
もちろん、会社に従属しての仕事が、あなたの夢であるはずがありません。
ボランティア等の社会貢献で頑張ってほしいと思います。

そんな大人が増えれば、子供たちの倫理感も変わってくるでしょう。
しつけや叱ることが大切という人もいますが、私は違うと思います。
子供たちは、大人たちの言葉よりも、行動を見ています。
行動の伴わない言葉は、不信感を募るだけです。

夢主義社会
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