夢主義社会トップへ 延命治療カードの薦め   2006年08月03日  戻る

延命治療について、意見が分かれているようです。
私は、延命治療の是非の前に、「人は、その人の将来において、人類の未来に役立つ可能性がある間のみ、生きることを許される」と考えています。

現状では、「何が何でも、人は少しでも長く生きるべきである」というのが、主流の考えのようです。これは、あまりにも生きることに執着した結果、本来の「人が生きる目的」を見失っているように思えます。人が年老いて死ぬことは自然なことです。当然ですが、ある日突然に死ぬ分けではなく、体のあちこちが徐々に悪くなって、最後に死にます。その死への過程において、悪くなった箇所を次々に治療して行けば、確かに少しは長く生きられるでしょう。でも、その治療行為は、自然に生きて死んでいく本来の人間の生き方に反した行為ではないでしょうか?

治療方法について決定権があるのは、本人、そして、家族であるべきです。
病院の医師や看護婦の考えは、不要です。
<余談>
医師は、患者の状態を良く理解してるので、延命治療による患者の負担(地獄の苦しみ)を考えると、延命治療には否定的な人が多いようです。
看護婦は、ひたすら看護が仕事ですので、その延長線的な考えから、延命治療に賛成のようです。

トラブルを避けるためにも、本人の考えを事前に示しておくことだと思います。
ドナーカードのように、延命治療カードを作って、自分の意識が無くなる様な病気・事故の際の治療方法を予め明示しておけば、問題を回避できます。

<私の考え>
私は、24時間、意識が戻らなかったら、それ以上の治療を望みません。
さらに、実際に労働できるレベルにまで回復する見込みが無い場合は、それ以上の治療を望みません。

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