夢主義社会トップへ 見せ掛けの好青年   2006年09月18日  戻る

「人は見掛けによらない」のは、当然の論理なのですが、それでも、人々は見せ掛けで人間を判断するようです。

飲酒運転で事故を引き起こした青年を、周りの人は、好青年と見ていたようです。
実際には、ひき逃げしようとしたり、水を大量に飲んで、飲酒を隠そうとしたり、悪道極まりない人間でした。つまり、舌先三寸で好青年を演じていたということになります。

もちろん、人間には左右2つの脳があります。ですから、2つの心を持っていたとしても不思議ではありません。さらに言えば、脳細胞の数だけ心を持っていると考えても良いかもしれません。

普段は、社会や組織の歯車として、自分の意思とは関係なく周りに合わせて行動しているのですが、異常事態(本人にとっての異常事態)が起きた場合、本来の自分の意思が出てきます。
最近の若者には、表向きは良い人間を装い、内面には常に悪意を潜めている人間が多いように思えます。それが、事故だけでなく、殺人をも引き起こしているように思えます。

これは、若者に限ったことではなく、今の大人社会が、常に2つの面を持っています。若者は、その大人社会のやり方を真似しているのに過ぎません。
表と裏、本音と建て前、それが大人社会です。
ルールに沿って正しく行動しようとすると、「もっと大人になれ!」と言われたりします。

「正直者はバカを見る」のが一般的ですが、正直者が報われる社会になってほしいと思います。

夢主義社会
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