夢主義社会トップへ 封建社会が、格差を固定化   2006年10月14日  戻る

今の日本社会は、封建社会です。
一企業の中での上下関係も、大企業と下請企業との関係も、全て封建社会です。
この封建社会の構造が、格差を固定化しています。

封建社会の中では、上の立場の人間の御機嫌を取り、要領良く振舞うことで、認められ成功できます。このため、余程の事件が無い限り、上の立場の人間は、下の人間に支えられ、ズーっと永遠にその地位を維持できます。これが、格差の固定化です。

安倍内閣では、格差自体は問題ではないが、「格差の固定化は問題」として、対策を考えるそうですが、根本的な問題は、封建社会にあります。

「上の立場の人間の御機嫌を取り、要領良く振舞うことで、認められ成功できる社会構造」を壊さない限りは、格差は固定化します。

封建社会のような会社が嫌いなら辞めて、別の会社に移れば良いという話もあるようですが、これは、上司にとって、都合の悪い部下を排除する手段であり、都合の悪い部下を排除して、封建社会での自分の立場を強固なものにしようという行為に他なりません。

今の社会で成功するには、既存の封建社会に要領良く仲間入りするか、または、株の売買等のように、既存の封建社会に依存しない手段で成功するしかないようです。
しかし、若者が既存の封建社会に依存しない手段で成功しようとすると、既存の封建社会の権力者から目を付けられ、「出る杭は打たれる」で、特捜部に手を回されて、一方的に踏み潰されてしまいます。

安倍内閣が「若者のチャレンジ精神」を大切に考えるならば、「若者のチャレンジ精神」を一方的に踏み潰すような、特捜部の強行な対応を制限すべきだと思います。証券の問題であれば、証券取引委員会が対応すれば良いのです。特捜部は手を出すべきではありません。

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