資本主義:物作りを行う人間が虐げられる社会 2006年11月14日
遥か昔、お金が未だ生まれていない時代、人々は、自給自足の生活をしていました。 自分が必要な物を、自分自身で作っていました。 その中で、自分が持っている物と相手が持っている物を、お互いに交換する物々交換が始まりました。 でも、物々交換では、不便な事が多く、そこで、一時的な仮の交換対価として、お金が生まれました。 お金が生まれたことにより、物々交換の仲介を行い易くなり、その仲介を専業にする商人が現れました。 商人は、物々交換の仲介を行う中で、自分が多くのお金を得られるように、舌先三寸で要領良く振舞います。 商人は、お金儲けだけを考えます。 一方で、物作りを行う人間は、物作りに忙しく、お金儲けを考える余裕がありません。 その結果、物作りを行う人間は、商人の言い成りにならざるを得ません。 <余談> 最近、発明の対価を巡って、裁判で争うケースが多くなっています。 発明した人は、発明の最中、お金儲けを考えずにひたすら頑張って物作りを行ったのですが、後になって、冷静に考えると、お金が伴っていないことに気が付きました。 <補足> 資本主義社会は、商売人たちが、自分たちに都合の良いように、官に働き掛けて作った社会です。 その結果、物作りを行う人間よりも、その物を右から左へ動かす商売人が、得をする社会になりました。 このため、人々は、物作りよりも、商売人になりたいと考えます。 物作りを行う人間が減り、舌先三寸で利を得ようとする商売人が増えます。 国内で物作りを行う人間が減ったので、商売人は海外の労働力に目を向けて、海外進出しているようです。 でも、物を右から左へ動かす行為は、人類の未来に大きく役立つ行為ではありません。人類の未来のために一番大切な行為は、物作りです。物作りが人の本来の「夢」なのです。物作りを忘れて、限られた物を右から左へ動かしているだけでは、何れ人類は滅亡します。 そこで、物作りを行う人間が、得をする社会を考えて見ました。 それが、夢主義社会です。 ※夢主義社会にお金はありません。 夢主義社会 https://www.dream-think.com/ |