夢主義社会トップへ 人間関係が腐敗の原因   2007年10月27日  戻る

公務員や政治家のゴルフ・会席での接待が問題になっています。
真の問題は、金銭的恩恵を受けたかよりも、そういう人間関係で、国民の税金の配分が決められている可能性があるということです。

国民の税金は、公共の利を考えて使われるべきです。
公務員や政治家の個人的な人間関係で、国民の税金をばら撒かれたのでは、たいへん問題です。

人間関係が大切と言われますが、その人間関係の結果、談合・癒着といった様々な不正行為が行われているのが今の社会です。コミュニケーション能力とは、このような人間関係を利用して、要領良く利を得るための能力です。
「人間関係が大切」というのは、実は、不正行為を行ってきた公務員や政治家の論理だったりします。その悪の論理を、学校で子供たちに指導しているのですから、社会が腐敗するのは当然です。

人間関係とは、小さな単位であり、そこに顔を出している人のみが、利益を得られるような言動・行動が求められます。逆に、その人間関係に関与していない人が、損をすることになります。
公共事業等では、談合・癒着により、関係者が国民の税金を要領良く懐に入れ、利益を得ます。そして、その商談に直接関与していなかった国民が税金を無駄使いされ、損をしています。

つまり、人間関係を大切にするということは、その人間関係の中だけの、狭い視野で物事を考えることであり、「本来どうあるべきなのか」という本筋から外れることになります。
大切なことは、顔が見える身近な人間関係ではなく、顔も知らない・名前も知らない・会ったこともない、というような一般社会に、如何に貢献するかです。つまり、社会貢献です。