夢主義社会トップへ 談合よりも悪い随意契約   2007年12月01日  戻る

今まで、談合が問題視されてきましたが、
随意契約は、どうなのでしょうか?

随意契約は、業者側の言い値で決まってしまいます。
官公庁側では、その価格が、高いのか安いのか、判断できません。

防衛商社の山田洋行は、防衛省に対する見積もりで、水増し過大請求していたそうです。
さらに、そのベースになる価格自体が、高いのか安いのかも疑問です。

このように考えると、随意契約は談合よりも悪い行為のように思えてきます。

私も過去に、一般企業の営業部門に在籍していたことがあります。
営業の会議では、顧客からの仕事の請負を、「入札」ではなく、如何にして「随意契約」で請負うかが議論されます。
営業部の管理職は、担当営業に指示します。
「官公庁の担当者に話をして、随意契約にしてもらえ!」

このようなドロドロした行為を行っている会社に在籍していたのかと思うと、情けなく思います。
※これが、私が会社を退職した理由の一つです。

もちろん、談合もしっかり行っているようでした。といっても、さすがに、営業の会議で談合について話し合うことはありません。関係する担当者と上司がコソコソと話し合って進めているようでした。