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「殿様は偉い人」というのが、一般的な発想です。
殿様に限らず、人の上に立つ人は、偉い人ということになっているようです。
現代社会では、「社長が偉い人」ということのようです。
でも、「人の上に立つ」ということは、それを「下で支えている人」がいるということです。
組体操でピラミッドを作る場合に、上に立つ人は偉い人でしょうか?
頑張っているという観点からは、一番下の人が偉いように思えます。
組体操のピラミッドで上に立つ人は、小柄でバランス感覚の良い人です。
会社の社長も、バランス感覚が良く、要領良く振舞ってその地位を維持しています。
地位が高いほど多くの報酬を得られる社会構造は、
上の地位を得た人たちが、要領良く振舞って、そういう風習を作っただけのようです。
本来、社長も平社員も、それぞれ役割が異なるだけです。
一人一人が、その役割を果たすことで、会社が成り立ちます。
従って、報酬は、地位とは関係なく、自分の役割を如何に果たしたかで決めるべきです。
社長の中には、会社が赤字なのに、高い報酬を得ている人も多いようです。
地位によって報酬を決めるのは、間違った風習です。
間違った風習が、格差を固定化、拡大させています。
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