温厚な人間が下で、凶暴な人間が上に立つのが自然の摂理? 2007年03月30日
弱肉強食の自然の摂理では、草食獣のような温厚で優しい動物は、肉食獣の凶暴な動物に食べられてしまうようです。 人間社会も、弱肉強食って感じです。 善良で優しい人間は、「人は皆平等です。仲良くやりましょう。」と静かな口調で言います。 邪悪で凶暴な人間は、「俺は偉いんだ。俺の言う通りにしろ。」と大声で叫びます。 この状況で、人々はどちらの言葉を信じ、従うでしょうか? 今の日本人は、 「強い者には従え!」 「長い者には巻かれろ!」 という発想が主です。 このような発想では、「俺は偉いんだ。俺の言う通りにしろ。」と大声で叫ぶ人に従うことになります。 つまり、邪悪で凶暴な人間に従うことになり、社会は、おのずと悪の社会になります。 人間が他の動物と異なるのは、理性があることです。 理性は、社会貢献を大切に考えます。 自分や身近な人間のためではなく、大きな社会のために行動します。 人間は、理性によって、現在の大きな社会を作り上げたと言えるでしょう。 ところが最近は、理性を失い、自己中心的な人間が増えています。 原因は、競争の原理です。 競争原理の社会で勝つためには、理性を捨てて、周りの優しい人間を食べてしまえば良いのです。 理性を持った善良で優しい人間を相手に、邪悪で凶暴な人間が勝つ事は容易いことです。 現在、上の地位を得ている人間たちのほとんどは、邪悪で凶暴な人間と言えるでしょう。 邪悪で凶暴と言っても、物理的にではなく、精神的・内面的にです。 ↓こっちは、通常のホームページ形式です。 夢主義社会 https://www.dream-think.com/ |