夢主義社会トップへ 年金記録名寄せ:やっぱり、問題の先送りだった!   2008年01月22日  戻る

社会保険庁は、「ねんきん特別便」を発送したのですが、年金記録の修正は進んでいないようです。
年金記録の修正が進まない原因は、名寄せ作業の結果を、通知していないからです。
社会保険庁は、費用(税金)を掛けて名寄せ作業をしましたが、本人にその内容を知らせない。
つまり、隠ぺいです。
そして、あくまでも本人からの自己申請を待っています。つまり、申請主義です。

だったら、名寄せ作業の前に、年金加入者全員に、年金記録を通知すれば良かったのではないでしょうか。
そうすれば、個々の年金加入者が確認のために、自分で、社会保険事務所等へ出向く必要がありませんでした。
社会保険事務所の窓口が混み合うのを防ぐことができたでしょう。
また、本人が正しいと認めた記録を除いて、名寄せ作業を行った方が、処理件数が減り、コンピュータ処理も早いはずです。

おそらく、国民の怒りが大きい状態で、真実を公開してしまうと、反発が怖いので、国民の怒りが静まるまで、先延ばしにしたのではないでしょうか?
また、社会保険庁の上の立場の人の中には、真実が表面化する前に、高額な退職金をもらって退職を考えている人もいるでしょう。
つまり、社会保険庁は、とにかく少しでも、問題を先送りにしたいのでしょう。

<追伸>
コンピュータによる「名寄せ」で解決しないことは、最初から分かっていたことです。
自民党が、参院選挙で言っていた言葉は、単なる「意気込み」だということは、最初から分かっていたことです。

ですから、国民は、民主党に具体的な対策を期待して、票をいれたのです。
自民党の公約は信用できないので、民主党に依頼することにしたということです。
この時点で、自民党の公約は無効になりました。
したがって、自民党は公約に対して、責任を負いません。
また、自民党の安部総理は辞任した分けですから、責任を取ったと言えます。

逆に、民主党は、参院選で大勝利を収めた時点で、年金問題に関する全責任を背負ったということです。
参院選前からの、自民党や社会保険庁の都合によるのんびりした対策のまま進められては、困ります。
年金問題について、具体的な対策を出して、しっかり成果を出して頂かないと、民主党の公約違反です。
民主党の責任問題になります。

年金保険料流用禁止法案は、単に問題のすり替えであり、直面する年金問題に対して、何の解決にもなりません。

<追伸>
「夢主義社会」には、国会議員はいません。
「夢主義社会」は、インターネットを利用した「直接民主制」です。