夢主義社会トップへ 経営者の高報酬を維持するための値上げ   2008年01月26日  戻る

最近、賃金は増えないのですが、物の価格は上がっているようです。
経営者の言い訳としては、
「原材料が上がっているから仕方が無い」
「値上げしないと、会社としてやっていけない」
とのことです。

でも、苦しい経営状況と言いながら、経営者自身は、しっかり高い報酬を得ている会社が多いようです。
会社とは、「経営者が高い報酬を得るための組織」と考えているのではないでしょうか。
つまり、「会社としてやっていける」とは、「経営者が高い報酬を得る事」が前提のようです。
この前提条件に問題がありそうです。

本来、会社の存在価値は、「社会に良い商品やサービスを提供する事」であるはずです。
会社を維持するためには、
値上げも、一つの手段ですが、
他に、経営者の報酬を下げるのも、一つの手段です。

従業員の給与を低く抑え、商品を値上げする。
これは、単に、経営者が高い報酬を得るための手段に過ぎません。
そして、この行為が不当に格差を広げています。

<補足>
経営者陣は高収入です。
何故、現場で汗水出して働いている従業員よりも、舌先三寸で仕事をしない経営者陣が高い報酬をもらえるのでしょうか?
今の社会では、それが当たり前と考えられているようですが、これを、労働の対価という観点から考え直すべきだと思います。
そうしないと、成果主義が無意味になってしまいます。
従業員には、成果を求め、経営者陣は、のほほんと、その地位で高い報酬を得ています。

本来、経営者陣は、雇用者であり、だれかに仕えている分けではありません。
仕える事が「仕事」ですので、「仕事」をしていない経営者陣に給与を支払う必要は無いのです。
経営者陣は、会社の利益から、従業員にしっかり給与を支払い、株主に配当を支払い、もし余ったならば、自分の収入にしても良いと思います。
赤字の場合は、報酬無し、場合によっては、自分の資産を投げ打って、赤字を補うべきです。

実際には、赤字の会社でも、経営者陣は、高い報酬を得ています。
これってどういうことなのでしょうか?
舌先三寸で仕事をしない経営者陣が、その地位だけで高い報酬を得ているために、お金の価値が分からなくなり、格差が広がっているように思えます。

<追伸>
「夢主義社会」にお金はありません。
人々は、夢を追い求めます。※夢は社会貢献です。
報酬は、次の新たな夢に挑戦する権利です。