夢主義社会トップへ 犯罪ウィルス:人は無意識に犯罪を真似る   2008年03月24日  戻る

またまた、無差別殺人が起きたようです。
ニュースで事件を見た人が、それを真似ているために、
このような無差別殺人が後を絶たないのでは?と感じます。

この状況は、まるで、ウィルスが増殖するかのようです。

様々な情報が公開・共有される今の社会では、犯罪の情報も、多くの人たちが得ることができます。
その犯罪の情報を得た人たちの中には、実際に、その犯罪を行う人が出てきます。
その結果、公開される犯罪情報が増え、さらに、犯罪を行う人も増加します。
これはまさに、犯罪ウィルスに序々に犯されていると考えられます。

人類滅亡の可能性として、細菌兵器が考えられますが、細菌兵器を使うまでもなく、既に、人間の心の中(脳の中)では、徐々に犯罪ウィルスが増殖しているようです。
<犯罪ウィルス感染経路>
1.最初は、映画やテレビドラマ、マンガ本等で仮想の犯罪ストーリーを目にします。
  ※このときは、仮想の物語であることを認識しています。
2.その後、自分自身が、その犯罪ストーリーと同じ状況に置かれると、無意識の内に、頭の中に記憶された犯罪ストーリーに沿って、行動を開始します。
  このときの行動は、犯罪ストーリーの中のどの状況に置かれたかで、決まってきます。
  その置かれた状況によって、殺人・自殺・暴力・暴言等の行動に至ります。
3.この現実社会で起きた犯罪のニュースにより、さらに多くの人たちが犯罪ストーリーを目にします。
  ※ここでは、現実の物語です。
4.現実社会での犯罪ストーリーを目にした人たちは、犯罪ストーリーに沿って行動する確立が高くなります。

「人間の思考は、コンピュータとは違うから、ウィルス感染なんて有り得ない」と思う人は多いでしょう。
でも、コンピュータは、人間が人間の思考を真似て作った機械です。
そのコンピュータに存在するウィルスと同様のものが、人間の思考において存在しても、不思議ではありません。
特に現代は、人間関係が重視される社会です。
本来どうあるべきかよりも、周りに流されて生きている人たちが多いようです。
コンピュータがインターネット接続されて、ウィルス感染が拡大したのと同様に、
人間社会でのネットワークにより、犯罪ウィルス感染が急激に広がっています。

この犯罪ウィルスを、「デビル.マニュアル」(悪の説明書)と呼びたいと思います。
この「デビル.マニュアル」を目にした人たちは、ある日突然に、それを行動に移します。
まるで、悪魔が、人間界の破滅を目論んで、作ったかのようなマニュアルです。

<犯罪ウィルスへの対応策>
・人間関係に流されない
・一人一人が、「人類の未来のために、本来どうあるべきなのか」を考える
※「人は、一人ではない」と言いますが、時には、一人になってじっくり考えることも大切です。
 むしろ、一人になってじっくり考えることが、一番大切なのです。

<追伸>
「夢主義社会」では、「人類の未来のために、本来どうあるべきか」を考えます。