夢主義社会トップへ 日本企業は他力本願※海外依存   2008年04月02日  戻る

日本企業は、従来、単純労働を、海外の安い労働力に依存してきました。
でも、最近は、高度な技術者についても、海外に依存しようとしているようです。

日本企業は、目先の利益にばかり目が向き、時間を掛けて人を育てる意識が無いようです。
日本の経営者は、労働者や技術者を、単なるお金儲けの道具と考えているのではないでしょうか?

これが、日本の教育の現場にも影響しているようです。

日本の大学では、理数系の学生が減少しているようです。
また、子供たちの学力テストの結果、応用力が低かったようです。

これは、学校教育の問題ではなく、今の社会が、応用力を必要としない社会だからです。
全く応用力を必要としないのではなく、「応用力を持った一部の人間に頼れば良い」と考える社会です。
つまり、人間関係で、他人の力に依存して生きて行くのが、主流の社会ということです。

たとえば、会社の中の経営者や営業マンは、自分で物を作りません。
物作りは他人任せです。
したがって、自分自身は、応用力を必要としません。
自分自身は、基本的な知識を口にするだけです。

この現実を、子供たちは、しっかり認識しています。
この結果、応用力の必要性を感じません。
それが、子供たちの応用力低下、大学での理数系離れに結びついています。

日本企業が、技術者を大切にするようになれば、状況も変わるのでしょうが、
資本主義社会で、マネーの論理が優先される現代社会では、期待できません。

<追伸>
「夢主義社会」は、「資本主義社会」に次ぐ、新しい社会構造です。
「夢主義社会」に、お金はありません。
人々は、夢を追い求めます。
報酬は、次の夢に挑戦できる権利です。