夢主義社会トップへ 歯車人間に自由を?(チベットに自由を!の実態)   2008年04月25日  戻る

「チベットに自由を!」と叫んでいる日本人がいるようです。
でも、この人たちは、チベット情勢について、詳細な状況を把握しているのでしょうか?

単に、思うように行かない自分の人生をベースに、自分勝手に、
自分の頭の中で、チベット問題を創造しているだけではないでしょうか?

そして、自分自身が、「もっと自由に生きたい!」という気持ちを、
「チベットに自由を!」という言葉に置き換えているのに過ぎないのではないでしょうか?

そもそも、サラリーマンは、歯車人間です。
与えられた仕事を、毎日、こなすだけです。
ここに、自由はありません。
「もっと自由を!」と叫びたくなるのは当然でしょう。

サラリーマンに許された自由は、
与えられた給与で、何を買うかということだけです。
物を買う際には、欲望で判断します。
つまり、欲望に対しての自由です。

本来、人間に必要な自由は、
人類の未来に向けて働くという理性に対しての自由です。
サラリーマンには、この自由がありません。
もちろん、会社を辞めれば、自由になれます。
でも、今度は、お金が無いと、自分で事業を起こすこともできません。
やはり、自由ではありません。

このように考えると、自由が無いのは、チベット民族に限らないという事です。