金融危機が一般の庶民にも影響※資本主義の致命的欠陥 2008年09月30日
米国では、金融危機への対応に税金が投入される法案が、否決されました。 この否決は、筋の通った正しい判断だと思います。 行き過ぎたマネーゲームで破綻したのを、何故、国民の税金で救済するのか? 借金をせずにコツコツ働いて生活している一般の庶民には、納得できない行為でしょう。 現在の資本主義社会では、 より上の地位を得る事で、より多くの報酬を得られます。 お金自体は、信用や人間関係で、借金して得る事ができます。 得られたお金を、上の地位の人から順に、自分の懐に入れます。 借金は、法人としての借金です。個人の借金ではありません。 ですから、会社が倒産しても、自分が得た報酬を返却する必要はありません。 つまり、借金すればするほど、個人的に利を得られる訳です。 赤字であるにも関わらず、高額な報酬を得ている経営者が多くいます。 今回の、米国での、金融危機への対応に税金が投入される法案は、 このような放漫経営で倒産した企業の損失を、国が引き受けることになります。 一般の庶民には、納得できない行為でしょう。 確かに、金融危機が世界恐慌に至れば、一般の庶民にも影響を与えます。 真の問題は、金融危機が一般の庶民にも影響を与える今の社会構造が問題なのです。 これは、現在の「資本主義社会」の致命的欠陥といえるでしょう。 ★新しい社会構造を考えるべき時に来ています。 <追伸> 「夢主義社会」に、お金はありません。 人々は、夢を追い求めます。 報酬は、次の夢に挑戦できる権利です。 |