夢主義社会トップへ 何が何でも帝王切開の大病院の産科   2008年11月06日  戻る

救急医療では、妊婦が運ばれてきた場合、何が何でも帝王切開のようです。

帝王切開で子供を取り出した後、母体に対して、本来の治療が始まるようです。
これでは、治療が手遅れになり、母親が死亡するケースが増えるのは当然でしょう。

また、何が何でも帝王切開という事は、当然、未熟児が生まれる訳ですから、
胎児集中治療室(MFICU)が空いていなければ、受け入れられません。

しかし、何が何でも帝王切開というのは、正しい医療行為なのでしょうか?
脳内出血であれば、脳の手術の方が先でしょう。帝王切開は不要では?
未熟児を無理に帝王切開で取り出すから、胎児集中治療室(MFICU)が必要になります。
充分に成長するまで待てば、胎児集中治療室(MFICU)は不要です。

何となく、何が何でも帝王切開という大病院の産科の方針が、問題では?と感じます。
帝王切開という大前提が無ければ、受け入れを断る事は無くなるでしょう。

<補足>
最近の妊婦が死亡した件で、
原因は、医師不足だと言っているようです。

でも、この件では、妊婦は脳内出血で死亡しています。
病院側も、最初の電話で、脳内出血という話しがあれば、すぐに受け入れたと言っています。
つまり、脳外科の受け入れ体制は、充分に有ったということです。

産科の病院からの連絡だから、産科で対応すべきという思い込みが有ったのでしょう。
産科は産科で対応、脳外科は脳外科で対応という科毎の縦割り医療が問題です。

病院側は、妊婦を受け入れ後、帝王切開後、脳の手術を行ったそうです。
脳内出血なのですから、脳の手術を先に行うべきでした。
そうすれば、助かっていたかもしれません。
逆に、帝王切開は不要だったのかもしれません。

いくらお金を投入しても、縦割り医療では、助かる命も助からなくなります。
また、お金欲しさの医療では、形式ばかりにお金が費やされ、結局、命が軽く見られます。

対策は、医者を信用せず、自分自身で必要な知識をしっかり身に付けて、
医者に正しい治療・行動を指導するぐらいの姿勢が必要です。
今回の件でも、最初に救急車で脳外科の病院へ行けば助かったでしょう。
産科の医者は、産科以外の病気の知識は、素人と同じなのです。

また、日頃から、もしもの時に、どこの病院へ行くべきかも考えておくべきです。
救急車の救急隊員も正しい判断ができるとは限りません。
行政に期待する行為は、何もせずに、死を待つのと同じです。