今回の金融危機に対して、巨額の公的資金が投入されます。 財政赤字の日本が、さらに、巨額の公的資金を投入して大丈夫なのでしょうか? 日本の財政赤字は800兆円と言われています。 財政破綻した夕張市の赤字額は、360億円だそうです。 日本の財政赤字を、市町村に分配すれば、何となく、この程度の金額は妥当に思えます。 夕張市は財政破綻になり、何故、日本という国は財政破綻にならないのでしょうか? 今の日本は、赤字国債の利息を払うために、さらに国債を発行しています。 この状況は、サラ金地獄と同じだと思うのですが、実態は、けっこう楽しくやっているようです。 この差は何故なのでしょうか? サラ金地獄では、「お金を返せ」と、怖いお兄さんが毎日、催促してきます。 でも、国の場合は、どんなに借金の額が増えても、だれも、催促してきません。 このため、いくらでも借金できることになり、「借金天国」と言えます。 逆に、「借金しない方が損だ!」ということになりそうです。 今の日本では、国が借金で得たお金を、社会にばら撒きます。 そのお金を、要領良く振舞って、自分の懐に入れることで、お金持ちになれます。 このような無意味なお金を廃止してしまえ!ということで、「夢主義社会」に至ります。 <補足> 政府は、「3年後に景気が回復したら、消費税を上げる」と言っています。 確かに、今回の公的資金投入で、一時的には、景気が回復すると思います。 でも、その回復は2年程度で終了し、3年後には財政破綻に至るのでは?と思います。 そして、日本全体が、夕張市のような状況になり、低福祉、高負担になるのでしょう。 この時が、「夢主義社会」に切り替えるチャンスです。 |