子供は大人の操り人形ではありません。 豊かな想像力、旺盛な好奇心、優れた記憶力、 大人よりも遥かに頭が良いです。 その子供に、大人がアーしろ!コーしろ!と偉そうに命令しても、その通りに行動するはずがありません。 「子供に携帯電話を与えても、大人が正しい使い方を説明すれば大丈夫だ」 と思っている人は、自信過剰で頭の固い大人の思い上がりです。 大人よりも子供の方が頭が良いという事を、十分に認識すべきです。 大人がどんなにダメと言っても、それを無視して前へ進むのが子供です。 学校での携帯電話を禁止する話しがあります。 でも、学校以外ではどうなるのでしょうか? 学校以外では、親の判断に任せるという事なのでしょう。 学校の外で、携帯電話でネットいじめを続けたのでは問題です。 やはり、親が子供に携帯電話を与えない事が大切です。 <補足> 大人は頭が固いです。 長い人生経験の中で、心の中に壁を作っています。 ですから、非常識な行為は行いません。 でも、子供には、そんな壁はありません。自由です。 大人の常識は通じません。 「言葉で説明すれば分かるはずだ」 と思うのは、、自信過剰で頭の固い大人の思い上がりです。 子供が大人と同様の常識(社会性)を身に付けるには、年数が必要です。 それが一般的には20年と考えれば分かり易いでしょう。 その間に、大人が額に汗しながら、人類の未来のために頑張っている姿を、子供に見せることで、子供は、社会性を身に付ける事ができます。 ところが、現代社会は、欲望社会です。 面白可笑しく楽しくが基本です。 大人が子供に接するのは、大人が子供と一緒に遊ぶ時です。 サラリーマンが増えた現代社会では、子供は、大人が苦労している現場を見ることができなくなりました。 これでは、子供は、社会性を身に付けないままに大人になります。 社会性は、言葉で説明しても身に付けられません。 周りの大人の行動を見ることで身に付けられます。 大人がどんなに正しい事を説明しても、裏で悪い事をしていると、 子供も、表面は良い子でも、裏で悪い事をします。 行動が伴わない言葉は、不信感を与えるだけです。 子供の成長期は、正しい大人になるために、大変大切な時期です。 この時期に、安易に、新しい物を与える事は、正常な成長を妨げ、子供の精神に異常を来たす事になります。 |