夢主義社会トップへ 天下り禁止よりもお金の廃止   2009年02月04日  戻る

官僚の天下りや渡りが問題になっています。
天下りや渡りによって、労せず、大金(税金)を得られます。
労せずと言いましたが、人間関係では努力・苦労しているでしょう。
その官僚の努力・苦労は、国民のためではなく、自分自身のためです。

お金は天下の流れ物です。
そのお金の流れを、日本社会を牛耳っている官僚が、自分たちに都合の良いようにコントロールしています。
つまり、人間関係で要領よく振舞い、地位・名誉を維持することで、自分のところにお金が流れてくるようにコントロールしています。
ちなみに、学校教育で人間関係が大切と教えているのは、官僚の経験を反映しているのです。

真の問題は、官僚の天下りや渡りよりも、それによってお金を得られる社会構造です。
得られたお金で、欲望を満たす事ができます。
このため、官僚は個人的なお金儲けのために、その知恵を使います。
ここでは、国民のためという意識は、消え失せています。

もし、お金を得られない社会構造であれば、官僚は、その知恵を国民のために使うでしょう。
つまり、天下り禁止よりも、お金を廃止する事で、社会は良くなります。

<補足>
今の社会では、様々な対価が存在します。
・労働の対価
・物の対価
・管理職の対価
・セールスマンの対価
・発明の対価
・不動産の対価
・株の対価
・命名権
・著作権

・談合で得たお金
・詐欺で得たお金
・泥棒で得たお金
・殺人で得たお金

いろいろありますが、お金になると、皆同じです。
そして、商売人は、新たなビジネスモデルと称して、新たな対価を考え出し続けています。
この結果、労働の対価の割合(価値)が、急激に減少しています。

お金を見ただけでは、それがどのようにして得たお金なのか分かりません。
そして、そのお金で、他のものと交換できます。
つまり、どんな理由・手段で得たお金でも、お金はお金なのです。
この辺に、今の社会の問題の根幹があるように思えます。

コンピュータ技術が進んだ今、これらのお金を種類別に管理することが可能です。
現在でも、税金は、物を分類して、課税率を変えています。
お金を種類別に管理して、お金の種類によって、交換できるものに制限を加えるべきです。

これにより、無意味なお金の暴走を止めることができます。
労働の価値を取り戻し、マネーゲームにより生じている貧富の格差を無くすことができます。

夢主義社会」への改革は、銀行の国有化から始まります。
そして、最終的に、お金を廃止します。
<お金廃止の手順>(世界的規模で行われるべき)
1.現金のペーパーレス化(キャッシュレス)
2.全ての銀行を国有化して、1本にして、国がコンピュータ管理する。
3.「お金」という言葉を、「労働の対価」と名称変更する。
4.個々の取引が、「労働の対価」に見合った行為か否か、国がコンピュータでチェックする。