官僚の天下りや渡りが問題になっています。 天下りや渡りによって、労せず、大金(税金)を得られます。 労せずと言いましたが、人間関係では努力・苦労しているでしょう。 その官僚の努力・苦労は、国民のためではなく、自分自身のためです。 お金は天下の流れ物です。 そのお金の流れを、日本社会を牛耳っている官僚が、自分たちに都合の良いようにコントロールしています。 つまり、人間関係で要領よく振舞い、地位・名誉を維持することで、自分のところにお金が流れてくるようにコントロールしています。 ちなみに、学校教育で人間関係が大切と教えているのは、官僚の経験を反映しているのです。 真の問題は、官僚の天下りや渡りよりも、それによってお金を得られる社会構造です。 得られたお金で、欲望を満たす事ができます。 このため、官僚は個人的なお金儲けのために、その知恵を使います。 ここでは、国民のためという意識は、消え失せています。 もし、お金を得られない社会構造であれば、官僚は、その知恵を国民のために使うでしょう。 つまり、天下り禁止よりも、お金を廃止する事で、社会は良くなります。 <補足> 今の社会では、様々な対価が存在します。 ・労働の対価 ・物の対価 ・管理職の対価 ・セールスマンの対価 ・発明の対価 ・不動産の対価 ・株の対価 ・命名権 ・著作権 ・談合で得たお金 ・詐欺で得たお金 ・泥棒で得たお金 ・殺人で得たお金 いろいろありますが、お金になると、皆同じです。 そして、商売人は、新たなビジネスモデルと称して、新たな対価を考え出し続けています。 この結果、労働の対価の割合(価値)が、急激に減少しています。 お金を見ただけでは、それがどのようにして得たお金なのか分かりません。 そして、そのお金で、他のものと交換できます。 つまり、どんな理由・手段で得たお金でも、お金はお金なのです。 この辺に、今の社会の問題の根幹があるように思えます。 コンピュータ技術が進んだ今、これらのお金を種類別に管理することが可能です。 現在でも、税金は、物を分類して、課税率を変えています。 お金を種類別に管理して、お金の種類によって、交換できるものに制限を加えるべきです。 これにより、無意味なお金の暴走を止めることができます。 労働の価値を取り戻し、マネーゲームにより生じている貧富の格差を無くすことができます。 「夢主義社会」への改革は、銀行の国有化から始まります。 そして、最終的に、お金を廃止します。 <お金廃止の手順>(世界的規模で行われるべき) 1.現金のペーパーレス化(キャッシュレス) 2.全ての銀行を国有化して、1本にして、国がコンピュータ管理する。 3.「お金」という言葉を、「労働の対価」と名称変更する。 4.個々の取引が、「労働の対価」に見合った行為か否か、国がコンピュータでチェックする。 |