夢主義社会トップへ あなたの仕事は、価値有る労働ですか?   2009年07月04日  戻る

会社の中では、皆、忙しいようですが、その忙しさは、価値ある労働での忙しさなのでしょうか?

様々な企業で、談合・癒着・偽装等の不正行為が表面化しています。
社員の人たちは、皆、忙しく頑張って働いたのでしょう。
でも、その忙しさは、不正行為のお手伝いだったということです。

人々は、皆、忙しそうに動き回っているのですが、実は、不正行為に関わる仕事を全て排除すれば、仕事量が激減し、もっと余裕を持って働けるのではないでしょうか?

政治においても、「行政の無駄を無くすべき!」と言われています。
政治家は、私利私欲で自分に都合の良いように税金の配分を決め、
都合の悪い事は隠ぺいするために、忙しく駆け回っているようです。
政治家の行動は、価値有る労働とはとても思えません。
行政の無駄というよりも、行政の不正行為です。

<補足>
「仕事=労働」と考えがちですが、正確には違います。
「仕事」とは、だれかに仕えること。
「労働」とは、労して働くこと。

「仕事」の場合、仕えるべき相手(使用者)が存在し、その使用者が賃金を払うと約束してくれれば、成り立ちます。
つまり、「労働」が伴わなくても良いわけです。
在籍しているだけで、賃金をもらっている人も存在します。
「労働」は、ボランティア等も含めて、労して働くことであり、使用者が存在しない場合もあり、必ずしも賃金に結びつくとは限りません。

「仕事」の場合、使用者との人間関係によって賃金が決まってしまいます。
会社の中では、上司の御機嫌を取りながら、上司の都合良く振舞うことが大切になります。
そうすることにより、より上の地位に就くことができます。
学力や創造力よりも、要領よく振舞うことが重視されます。
このため、現在のような舌先三寸の社会になってしまいました。
在籍しているだけで、ゴルフの話をしたり、宴会の話をしたりしているだけで、賃金をもらっている人がいます。
逆に、要領が悪いと、安月給で、夜遅くまで、残業させられる人もいます。
また、仕事が減ると、解雇されたりします。

「成果主義」という言葉がありますが、「仕事」の成果とは、「如何に上司に仕えたか」ということになります。
「仕事」の能力とは、上司に仕える能力ということになります。
良い商品やサービスを顧客に提供する能力ではありません。
このため、一流会社でも(一流会社だからこそ)、様々な不祥事を引き起こすことになります。