夢主義社会トップへ 緊急地震速報は地震予知ではありません!   2009年08月25日  戻る

緊急地震速報で誤報があったそうです。
原因は、ソフト開発業者が、プログラムを更新した際に、変更の必要ないプログラムも変更していたそうです。
最近、社会に大きく影響するようなコンピュータシステム障害が増えているように感じます。
数年前、東証システムの障害がありました。この時のソフト開発業者は、富士通だったそうです。
JALのシステム障害というのもありました。
コンピュータシステムは信用できないと感じます。
最終的な判断は、人間が行うしかありません。

今回の緊急地震速報を聞いた人の中には、真剣に避難を考えたそうです。
でも、緊急地震速報を聞いても、避難は不要です。
「避難する時間の余裕は無い」というのが正確な表現でしょう。
地震の数秒〜数十秒前に知らせてくれるだけです。
精々、危険な場所から離れる、危険な行為を避けるというレベルです。
数十秒で地震が来なければ、誤報という判断ができます。

<補足>
緊急地震速報は、昔から望まれていた地震予知ではありません。
実際に地震が起きた後に、その情報を揺れよりも早く電波で伝えるだけです。
この辺を勘違いしていると、混乱やパニックの元になります。

緊急地震速報は、大きな揺れを起こすS波の前に生じるP波を感知して知らせてくれるそうです。
地震予知ではなく、実際に起きた地震を、地震の揺れよりも早く伝えるという事です。
※地震の数秒〜数十秒前に知らせてくれる。
※でも、震源地に近い場所では、S波とP波は、ほぼ同時に到着するため、間に合わない。

大きな揺れを生じる震源地に近い場所では、S波とP波の時間差はあまり無く、間に合いません。
緊急地震速報を当てにしていたら、緊急地震速報の前に地震が来たということになります。

逆に、S波とP波の時間差が大きいということは、震源地から離れているということで、大きな地震はありません。
緊急地震速報を聞いて、慌てて避難しようとして転んで怪我をした。
でも、実際の地震では、大した揺れは無かった。
ということになります。

地震予知を期待していた人たちにとって、緊急地震速報は、期待外れという感じがします。

やはり、地震予知情報がほしいと思います。
現状では、公の機関から地震予知情報が出されることは無いようなので、
ナマズを飼っている方等は、是非、地震情報を投稿願います。
※あくまでも自己の判断で御利用願います。