景気が悪くなると、営業に力を入れる企業が多いようです。 物作りの現場から、営業に人をシフトします。 この行動は、お金に着目したリストラです。 本来、物作りを大切に考えるならば、 営業から、物作りの現場へ人をシフトして、良い商品を安く作る事を考えるでしょう。 営業経費というのは、コストアップにしかなりません。 コストダウンのためには、まず、営業経費を削減すべきなのです。 物作りの現場から、営業に人をシフトする行為は、 物作りを諦めたという事です。 物作りを諦めて、お金を稼ぐには、詐欺のような不正行為以外にありません。 また、談合・癒着・天下りの人間関係を利用する事もあるでしょう。 大昔は、物作りと販売は一体でした。 物を作った人が売る。逆に、売れる物を作る。 それが、段々、分業になり、物作りと販売を別々の人が行うようになりました。 お金を重視する社会では、お金に対する権限を持っている人が、強い権限を持ちます。 つまり、販売する人たちが、強い権限を持ちます。 販売する人たちが、優位な立場を利用して、お金を得た結果、 物作りの人たちに渡るお金が減りました。 これが、格差です。 さらに、お金が独走を始め、お金がお金を生み出すようになると、 物作りの人間は要らないとして、解雇します。 最近の大量解雇は、正に、物作りの大切さを忘れた結果です。 大量解雇を行った企業は、一見、物作りの会社を装っていても、実態は、マネーゲームの会社です。 そんな会社の製品は、だんだん品質が低下します。 お金を重視した社会では、物作りの会社に限らず、社会全体としての品質が低下します。 社会全体としての品質の低下は、事故や犯罪の増加につながります。 <補足> 様々な社会問題は、お金の暴走が原因ですので、 お金を廃止すれば、問題は、一瞬で解消されます。 「夢主義社会」では、お金を廃止して、全ての取引をコンピュータ管理して、正当性をチェックします。 そして、一人一人が人類の未来のために働いているかどうかをチェックします。 現状の社会では、資本主義社会の中で、利潤を求めてお互いに競争することで、より良い社会を得られると考えられているようです。 でも、実際には、お金にだけ執着した結果、無意味なマネーゲームを行う人が増え、人類の未来に向けて働かない人間が増えました。 これでは、人類に未来はありません。 速やかに、お金を廃止した新たな社会構造を考えるべきです。 「夢主義社会」は、300年後の理想社会を目指します。 |