夢主義社会トップへ 郵政民営化の逆行で財政破綻   2009年10月28日  戻る

日本郵政の社長に、官僚経験者が天下りしました。
「官から民へ」の改革が逆行を始め、「民から官へ」戻るようです。
小さな政府を目指す事を諦め、大きな政府を目指すようです。
これでは、数年の間に、財政破綻は間違いないでしょう。
財政破綻すれば、不便どころの問題ではなくなります。
日本全体として、低福祉、高負担、年金給付も削減です。

これは、国民への反逆です。

4年前の衆院選挙では、「郵政民営化するか、しないか」を明確に国民に問い掛けました。
そして、国民は、郵政民営化に賛成しました。
今回の選挙では、郵政民営化に対する賛否を明確に問い掛けていません。
民主党のマニフェストは、様々な公約が「抱き合わせ販売」です。
※「抱き合わせ販売」は、公正取引法違反です。
この状況で、民主党が勝手に郵政民営化反対の動きに出たならば、国民への反逆という事になります。

民主党は、明確な経済対策を打ち出していません。
単に、「お金をばら撒いていれば、その内、景気回復するはずだ」という安易な発想です。
行政の無駄を無くすと言っていますが、現状の民主党の政策では、単に、お金のばら撒き先を少し変えているだけです。

本来、行政の無駄を無くす事は、小さな政府を目指す事です。
郵政民営化も行政の負担を減らすための政策です。
もし、郵政を元の状態に戻して、国としてお金を投入することになれば、日本は財政破綻です。
郵政に限らず、高齢者優遇をそのままに、子供優遇を行えば、日本は財政破綻です。

<補足>
亀井大臣は、郵政民営化を逆行させ、
さらに、銀行の不良債権問題も復活しそうです。
このまま進めば、日本の財政破綻は間違いないでしょう。

そもそも、財政破綻を回避するために、小泉構造改革が行われたのです。
構造改革の逆行は、間違いなく財政破綻です。

亀井大臣は、小泉構造改革で進めてきた事を、全て否定して、
古き悪しき自民党政治を復活させようとしているようです。

亀井氏は、4年前、郵政民営化に反対し、自民党から追い出された議員です。
古き悪しき自民党の体質そのものと言えます。
古き悪しき自民党政治こそが、正しい政治と思っている人物です。

そんな、亀井氏を新内閣に引き入れたのですから、
民主党は、古い自民党の体質に汚染される事になるでしょう。

<私の提案>
私が希望する改革は、下記の通りです。
■日本郵政は、速やかに、株式上場して、株を売却。
 ※株の売却代金は、国の利益、つまり、国民の利益になります。
■年金制度を廃止して、生活保護に統一。
 ※但し、生活保護を受ける人には、可能なレベルのボランティア活動を義務付けします。
■介護保険制度を廃止して、生活保護を受けている人たちのボランティアで対応。
■健康保険制度を廃止して、最低限の医療は無料。それ以上は全て自己負担。
 ※入院中の世話も、生活保護を受けている人たちのボランティアで対応。
これに伴い、年金・介護・健康保険料の徴収を止めます。
生活保護は、現物支給にします。

夢主義社会」は、300年後の理想社会を目指します。