通常のデノミは、通貨の単位を切り下げたりするだけで、実質の価値は変わりません。 ところが、北朝鮮は、富裕層の財産没収のために、デノミを実施したそうです。 デノミというよりも、強制資産没収です。 日本もこの手法を使えば、貧富の格差を解消できるのでは? 北朝鮮は、国を統治できていないために、うまく機能しなかったようですが、 日本であれば、うまく実施できるのでは? 民主党の「コンクリートから人へ」という政策も、格差解消の一つの手法です。 ベーシックインカム(最低限所得保障)という手法もあります。 そもそも、お金は、政府が発行しています。 政府は、そのお金をしっかり管理できていなければなりません。 ところが、自由主義経済の中で、自由に任せた結果、格差が拡大しました。 「夢主義社会」では、最終的に、お金の廃止を考えます。 お金の廃止は、300年後を予定しています。 まずは、現金の廃止から始めます。 お金は単なる数値としてのみ存在し、口座から口座へコンピュータ管理で移動するのみとします。 現金の廃止だけで100年は掛かると考えています。 でも、この現金の廃止だけで、怪しいお金が無くなり、良い社会に大きく変わってくるはずです。 次に、銀行の国有化、一本化を行います。 これにより全てのお金を、コンピュータ管理できるようになります。 最終的に、「お金」という言葉を廃止して、「労働の対価」と名称変更します。 そして、個々の取引が、「労働の対価」に見合った行為か否か、国がコンピュータでチェックします。 現状の腐敗した社会をベースに、どうあるべきかを考えていたのでは、永遠に正しい社会にはなりません。 まずは、理想社会を想い描く事が大切です。 その上で、計画を立て、コツコツと進めることが大切です。 ちなみに、当面の貧困対策としては、 生活保護制度を、現物支給にします。 そして、働ける人には、強制労働を義務付けします。 つまり、生活保護受給者に対して、お金を廃止した社会「夢主義社会」を適用します。 このようにして、「資本主義社会」から溢れた人たちを、どんどん「お金を廃止した社会」に取り込めば、けっこう早い時期に「夢主義社会」を実現できるかも。 <夢主義社会の基本> 「夢主義社会」に、お金はありません。 お金の代わりに、コンピュータで管理された数種類のポイント制度が設けられます。 通常の生活(衣食住)は、コンピュータ管理「国」により保障され、必要な物を得られます。 衣食住については、選択の自由が与えられます。 「夢主義社会」は、民主主義です。 社会の全ての活動は、民衆の総意によって決まります。 全ての人は、8時間の睡眠と、8時間の労働義務と、8時間の自由を許されます。 労働義務を果たさない場合、犯罪と見なし強制労働させられます。 ■8時間の労働義務について 自分のやりたい事「夢」を企画・立案し、コンピュータ「国」に申請して通れば、労働として認められます。 そして、必要な資材を得られます。 その労働で成果を出すことができたならば、次の新たな夢への挑戦が許可されます。 成果を出せなかった人は、他の人の下で、他の人の夢のために働くことを、義務化されます。 「夢主義社会」は、成果主義です。 成果により得るものは、次の新たな夢に挑戦する権利です。 ■犯罪者は自由を制限される 犯罪者は、衣食住について、選択の自由を制限されます。 さらに、8時間の自由の時間を削減され、労働義務の時間が増えます。 ★お金という対価が無く、通常の生活(衣食住)を国が保障する社会で、あなたは何をしたいですか? それが、本来の夢です。 今の社会では、何をするにも先立つものはお金であり、お金がないと何も始められません。 お金が無いと、通常の生活さえも維持することができません。 どんなに素晴らしい夢を持っていても、その夢に向けて歩き始めることができません。 逆に、夢を持っていなくても、要領よく振舞えば、お金を手にすることができます。 むしろ、夢や理性を捨てた方が、多くのお金を手にすることができるようです。 また、大きな夢を持って歩いている人も、多くのお金を手にした途端に、自分本来の夢を忘れ、お金儲けが自分の夢であるかのように錯覚し、暴走してしまいます。 お金は、人間の欲望が作り出した悪魔なのかもしれません。 そんなお金を無くして、本来の人間の目的である夢に向かって歩ける社会が、「夢主義社会」です。 私の案を本「夢主義社会」にまとめました。 従来の発想を180度覆す大胆な案(非常識な案、極端な案)を並べて見ました。 私の本を叩き台にして、皆様が新しい社会構造を考えるきっかけになれば、幸いです。 |