「相手の目を見て話しましょう」 「相手の顔色を伺いながら話をしましょう」 これは、舌先三寸社会において必須の会話技術です。 本当は、相手がどんな顔をしようが、どんな気持ちであろうが、 正しい事は正しい、間違いは間違いなのです。 ところが、現代社会では、相手の顔色や、相手の気持ちにより、真実が曲げられています。 相手の顔色や、相手の気持ちを重視した結果、本来どうあるべきかが軽視されます。 その場しのぎで、今さえ良ければそれで良いという発想が横行します。 人々は、短絡的な楽しみ(欲望)に向かいます。 欲望は争いを招き、破滅に向かいます。 何故このような社会になったのか? それは、政治家や官僚が、舌先三寸の手法を正しいとして、社会に広めたからです。 義務教育でも「相手の目を見て話しましょう」と指導しています。 政治家や官僚は、舌先三寸でその地位を得ました。 その自分たちの行動を正しいとして、社会に広めたのです。 舌先三寸で相手を言いくるめるには、自分の話を聞いてもらう事が基本です。 ですから、「人の話は聞くもの」という言葉が出てきます。 さらには、言語力不足で分かりやすく説明できない場合、 「空気を読め」「思いやりが大切」という言葉で、 自分に都合の良い解釈を、相手に求めます。 本当は、 「人の話は聞くもの」ではなく、 「私の話を聞いて下さい」と頭を下げるべきです。 「空気を読め」ではなく、 「言語力不足で申し訳ありません」と頭を下げるべきです。 「思いやりが大切」ではなく、 「無能な私を助けて下さい」と頭を下げるべきです。 でも、競争社会では、頭を下げると負けです。 負けを認めたくないので、命令形の言葉を使います。 現代社会で舌先三寸の頂点に立つ人は、政治家や官僚です。 国民の税金や借金で、好き勝手な事をしている状況は、当に自転車操業です。 振り込め詐欺は、政治家や官僚の手口を真似ただけです。 このような政治家や官僚に、日本を任せてはいけません。 民主主義は、自己責任です。 国民一人一人が、主体性を持って、政治に意見を言うことが基本です。 政治家任せでは、民主主義は腐敗してしまいます。 |