夢主義社会トップへ 民主党に不安を感じ、自民党に戻った感じ   2010年07月12日  戻る

今回の参院選挙は、自民党復活という感じです。
改革の時計の針が逆行しました。
民主党に期待した人たちが、「やっぱり民主党はダメだ」と諦め、とりあえず、自民党に戻った感じです。

例えれば、海で、子供が、離れ小島まで泳ごうと一歩を踏み出したのですが、足が着かず、怖くなって早々に岸に戻った感じです。

一番の問題は、自民党も民主党も消費税アップを掲げている事です。
行政の無駄を残したまま、消費税アップで財政健全化を図ろうとしています。

政府がお金をばら撒き、それを競争で奪い合い、勝った人が裕福になれます。
ばら撒いたお金の回収は、国民全員から、消費税で均等に回収します。
ばら撒かれたお金を要領よく懐に入れた人は、消費税アップしても問題ありません。
でも、ばら撒かれたお金を手に入れられなかった人は、消費税アップでさらに苦しくなります。

また、競争が、人類の未来につながる競争ならば良いのですが、
実際には、ばら撒かれたお金を、人間関係で要領よく得るだけの営業活動になります。
企業は、ばら撒かれたお金を要領よく手に入れる事を第一に考え、技術革新に力を入れなくなります。
そして、日本は、海外との競争力を低下させます。
結果、ばら撒かれたお金は、財政赤字を増やすだけになります。

<補足>
自民党のキャッチフレーズは「いちばん」でした。
一番を目指す行為は、欲望です。
競争に勝ちたいと思うのは、欲望です。

自民党に贈りたい歌:「世界に一つだけの花」
「競争で一番になるよりも、各々の個性を活かすことが大切」という趣旨の詩だったと思います。
一番を目指さなくても、人はだれでもオンリーワンの存在です。

競争では、ルールを決め、同じ土俵で戦います。
同じ土俵では、個性を失います。
一番も、二番も大差ありません。
勝敗は、その時の運です。
その時の運で勝つ事が、そんなに価値があるのでしょうか?

だれが勝っても、人類の未来には関係ありません。
競争で勝ちたいと思うのは、単なる欲望です。
競争よりも、互いに協力して、人類の未来に向けて歩むのが、真の夢ではないでしょうか。
人類は、お互いに協力して、今の文明を築き上げました。

一番にならなくても、社会の役に立っていればOKです。
スーパーコンピュータで一番を目指すという話がありましたが、
日本には、オンリーワンの技術を持った中小企業が多くあります。
そういう中小企業を応援するのが、政府の役割ではないでしょうか。

人生色々、夢も色々、のはずなのですが、
資本主義社会では、最終目標がお金儲けに一本化されています。
ここに現代社会の最大の問題点があります。
このお金を廃止すれば、人々は、本来の自分の夢に向かって歩む事ができます。

夢主義社会」は、300年後の理想社会を目指します。