夢主義社会トップへ 尖閣ビデオとザ・コーヴの共通点   2010年11月12日  戻る

ザ・コーヴ(The Cove):イルカ追い込み漁を批判的に描いた映画
尖閣ビデオ:中国漁船を批判的に描いたビデオ
どちらも一見、ドキュメンタリー映画で、真実を現しているかのように見えます。

でも、何が正しいかを判断する場合、
過去の歴史や伝統、文化を考慮する必要があります。

イルカ追い込み漁は、昔から行われている伝統的な漁です。
尖閣諸島での中国漁船の漁業も、昔から行われている漁ではないでしょうか?
それを、領土という発想の延長から、海にも国境という線引きを行ったのは、近年のルールです。

本来、大切なのは、そこで生活の糧を得ている人たちの生活です。
お互いにトラブルなく漁を続けられる事が大切です。
国境は、そのための一つのルールに過ぎません。

そのルールを守らなかったからといって、強引な対応は望ましくありません。
思いやりが大切です。

グローバル社会において、国境は、都道府県、市町村といった単なる管理単位に過ぎません。
大切なのは、そこに住む人たちの生活です。
ちなみに、戦争は、住民の生活・命を犠牲にして領土を守る行為です。
領土を守る事が、国益につながると考えるのは、愚かな軍国主義の発想です。

国は、国民の命で成り立っています。
命さえあれば、国は、何度でも再生できます。

<補足>
尖閣ビデオを見ると、日本側は、冷静に余裕で状況を記録していました。
日本側は、中国船が衝突して来る可能性を、予測していたのでは?
本来、日本側の船のスピードを上げれば、衝突を回避できたのでは?

衝突回避の努力をせずに、ビデオを撮っていたという事は、もしかして、
中国船長を挑発、または、精神的に追い詰めて、衝突に向かわせたのでは?
これは、一般的な、いじめの手法です。

一隻の中国船を、日本の3隻の巡視船で取り囲んで、いじめている感じです。
そして、怒った中国船が突進して来たのでしょう。
その様子をビデオに撮って、喜んでいる感じがします。

本来、巡視船のスピードを上げれば、衝突を回避できたのですが、
回避行動を取らずに、衝突する状況をビデオに撮っています。
日本側は、ドキュメント映画を作っている気分なのでは?

海上保安庁が、自分たちの仕事振りを国民に見てもらうために作ったビデオなのかも?
国民にアピールするには、衝突シーンは必須です。
衝突して来るように、意図的に挑発して、
スピードを落として、衝突を待っていたのでは?

ビデオの中で、日本語で、「止まれ止まれ」と言っていました。
中国人に対して、日本語で言っても無意味です。
これは、後で、このビデオの日本での公開に備えて、日本語を入れたのでは?
日本人向けのアドリブが多く見受けられます。

そして、せっかく作ったビデオなのに、政府が公開してくれないので、
仕方なく、多くの人に見てもらうために、YouTubeに投稿したのでしょう。

「領土問題は小さい!夢は宇宙ぜよ!」
人類が宇宙に出て行けば、生物多様性も地球温暖化も解決できます。
宇宙開発は、全ての国が協力して進める事になるでしょう。
結果、人類は平和を手にできます。