外交は、作用・反作用の法則です。 強く出れば、強く反発されます。 領土問題について、強い姿勢で臨むべきという話があります。 でも、尖閣諸島や北方領土について、 日本が、「日本の領土だ」と主張している事は、 中国もロシアも、充分に知っている話です。 ですから、改めて主張する必要はありません。 逆に、強く主張すればする程、強い反発を受けるだけです。 「強く主張しないと舐められる」と考える人が多いようです。 でも、舐められないように行動するのは、弱い人間の強がりです。 領土問題よりも、経済協力を進めることが大切です。 経済協力で信頼関係を築ければ、その信頼の中で領土問題も解決できます。 <補足1> グローバル社会において、国境は、都道府県、市町村と同じ、単なる管理単位に過ぎません。 大切なのは、そこに住む人たちの生活です。 一人一人の住民の生活を大切に考えるのが民主主義です。 民主主義における主体は、個人です。 国は、個人の生活をサポートする存在に過ぎません。 昔からの軍国主義では、軍隊の力により、領土が決まりました。 戦争は、住民の生活・命を犠牲にして領土を守る行為です。 領土を守る事が、国益につながると考えるのは、愚かな軍国主義の発想です。 民主主義では、そこに住んでいる人たちの意思が大切です。 どの国に属するかも、住民の意思で決められるべきです。 ところが、 尖閣諸島の魚釣島には、人が住んでいません。 北方領土にも、日本人は住んでいません。 日本人が住んでいない状況で、日本の領土だと主張しても、説得力に欠けます。 日本の領土だと主張したいならば、まず、日本人が住むべきです。 釣が好きな民主党の小沢氏は、一兵足として、魚釣島に住む事をお勧めします。 北方領土についても、ロシアのパスポートを受けてでも良いので、日本人が住むべきです。 その上で、日本に属したいと住民が望めば良いのです。 今の日本政府の手法は、古い愚かな軍国主義の発想に基づいています。 「まず領土を確保してから、国民がそこに住む」というのは、軍国主義の発想です。 民主主義においては、個々の人がどこに住むかは個人の自由であるべきです。 北方領土に住みたい人は、ロシアのパスポートを受けて住めば良いのです。 民主主義では、話し合いによる共存共栄が基本です。 軍事力は不要です。 <補足2> 国境を越えて世界中で情報を共有できるインターネット 国と国との争いが絶えない現代ですが、インターネットは、簡単に国境を無くしてしまいました。 今や、「愛国心=狭い小さな自己中心的な愛」に過ぎません。 国という管理単位の役割も、大きく発想転換すべき時期に来ています。 ★「領土問題は小さい!夢は宇宙ぜよ!」 人類が宇宙に出て行けば、生物多様性も地球温暖化も解決できます。 宇宙開発は、全ての国が協力して進める事になるでしょう。 結果、人類は平和を手にできます。 ★人類の未来は宇宙にある |