夢主義社会トップへ 今の日本人に憲法改正は不可能   2011年05月02日  戻る

戦時中暴走していた日本人は、無条件降伏の瞬間だけ、理性を取り戻したことを御存知でしょうか?

「日本は和を重んじる国」と言えば聞こえが良いのですが、
法律やルールよりも、仲良く(協調性)が尊ばれる社会
(例えば、談合、癒着、赤信号皆で渡れば怖くない等)
さらには、長い物には巻かれろ!強い者には従え!
個性を捨て集団に従属することが求められる社会

一般的な日本人には、本来どうあるべきかと言った信念はありません。
ただ単に、周りに合わせているだけです。
そんな中で「俺は偉いんだ!俺は正しいんだ!俺について来い!」という人間がいると、
周りの人たちは、その人に従ってしまいます。

このような日本だから故に、
愚かな戦争に、民間人も一丸となって取り組んだ日本。
とことん廃墟になるまで、降伏できなかった日本。
が存在します。

今の憲法は、米国流の民主主義や平等社会の理念に基づいて作られたものです。
日本の古い習慣(封建社会)や理念に捉われず、理想的な民主主義や平等社会を目指す憲法になっています。
また、戦争の悲惨さ、残虐性を知っている人間が、恒久的な平和を願って作成した憲法です。
通常の日本人の思考では、到底作ることができない憲法です。
とことん廃墟になった状況で、多くの人々が平和を願って作り出されたのが、今の憲法です。
戦争に勝ちたいという欲望が、無条件降伏により一瞬にして消え去り、
その結果、理性を取り戻し、今の憲法が作られたということです。

この平和憲法を守り通すことが、戦争で亡くなられた方々に対する真の追悼になります。

欲望が消えたのは、終戦の一瞬だけであり、その後、再び欲望が復活し、現在に至っています。
平和の中で、豊かさを追い求めている今の日本人が、憲法を変えると、憲法改悪にしかなりません。

暴走といえば、ゴールデンウィークの民族大移動も暴走です。
日本人は、周りに合わせて、一丸となって行動する人が多いようです。

夢主義社会」では、夢と欲望を明確に分けて考えます。