夢主義社会トップへ お金は、人類が考え出した最低最悪のルール   2012年05月19日  戻る

人類は、お互いに協力して助け合うことで、今の繁栄を得ました。
お互いに協力して助け合うためには、ルールが必要です。
人類は、その時その場に応じて、様々なルールを作ってきました。
ある時は多数決で、またある時はその時の権力者によって作られました。
ルールは、ある人には都合が良くても、別の人には都合が悪い、ということがよくあります。

お金は、商売人に都合の良いルールと言えます。
商売は、安く仕入れて、高く売ることで、利益を得ます。
当然、相手が存在しており、
仕入の場合、安く仕入れたということは、仕入れ元は、安く売った。
つまり、仕入れ元は、損をしたことになります。
販売の場合、高く売ったということは、購入者は、高く買わされた。
つまり、購入者は、損をしたことになります。
麻雀や、トランプゲーム等を、お金賭けて行った場合を考えると良く分かるのですが、そのゲームの中で、だれかが得をしたということは、だれかが損をしていることです。
※ちなみに、賭け麻雀は犯罪です。

商売とは、このような行為を、舌先三寸で行い、如何に自分が利益を得るか。
逆に言うと、相手に損をさせるか、ということになります。
つまり、マネーゲームだということです。
そして、マネーゲームのルールは、商売人が自分たちに都合よく決めているようです。
その結果、一番最初の仕入れ元である生産者が、一番損をすることになります。

今の社会では、コツコツと物作りを行うよりも、商売人として、舌先三寸で要領良く振舞う方が、楽に大金を手にすることができます。
そして、人は、必要以上の大金を手にすると、そのお金を欲望を満たすために使います。
その結果、欲望産業が増えてきます。
欲望産業は悪意に満ちています。
ですから、今の社会では、様々な犯罪が後を絶ちません。

商売人は、常に、「お金を得るためのルール」を考えています。
「お互いに協力して助け合うためのルール」が、いつのまにか、「一部の人間がお金を得るためのルール」になってしまいました。
お金は、人類が考え出した最低最悪のルールです。

私の案を本「夢主義社会」にまとめました。
従来の発想を180度覆す大胆な案(非常識な案、極端な案)を並べて見ました。
私の本を叩き台にして、皆様が新しい社会構造を考えるきっかけになれば、幸いです。