夢主義社会トップへ 無条件降伏の瞬間だけ理性を取り戻した日本   2012年08月06日  戻る

戦時中暴走していた日本人は、無条件降伏の瞬間だけ、理性を取り戻したことを御存知でしょうか?

「日本は和を重んじる国」と言えば聞こえが良いのですが、
法律やルールよりも、仲良く(協調性)が尊ばれる社会
(例えば、談合、癒着、赤信号皆で渡れば怖くない等)
さらには、長い物には巻かれろ!強い者には従え!
個性を捨て集団に従属することが求められる社会

一般的な日本人には、本来どうあるべきかと言った信念はありません。
ただ単に、周りに合わせているだけです。
そんな中で「俺は偉いんだ!俺は正しいんだ!俺について来い!」という人間がいると、
周りの人たちは、その人に従ってしまいます。

このような日本だから故に、
愚かな戦争に、民間人も一丸となって取り組んだ日本。
とことん廃墟になるまで、降伏できなかった日本。
が存在します。

今の憲法は、米国流の民主主義や平等社会の理念に基づいて作られたものです。
日本の古い習慣(封建社会)や理念に捉われず、理想的な民主主義や平等社会を目指す憲法になっています。
また、戦争の悲惨さ、残虐性を知っている人間が、恒久的な平和を願って作成した憲法です。
通常の日本人の思考では、到底作ることができない憲法です。
とことん廃墟になった状況で、多くの人々が平和を願って作り出されたのが、今の憲法です。
戦争に勝ちたいという欲望が、無条件降伏により一瞬にして消え去り、
その結果、理性を取り戻し、今の憲法が作られたということです。

この平和憲法を守り通すことが、戦争で亡くなられた方々に対する真の追悼になります。

欲望が消えたのは、終戦の一瞬だけであり、その後、再び欲望が復活し、現在に至っています。
平和の中で、豊かさを追い求めている今の日本人が、憲法を変えると、憲法改悪にしかなりません。



<余談>
今回の衆院選挙でも、多くの国民は、政権の選択肢として、自民党か民主党のようです。
でも、自民党も民主党も、「同じ穴の狢」です。
自民党も民主党も、結局、お金のばら撒きです。
「選挙で勝つため」に頑張っているだけです。
「国民のため」という意識が感じられません。

日本人は、何故、もっと冷静に理性的に考えられないのでしょうか?
何となく、マスコミに流されているだけに見えます。

是非、日本人には、周りに流されず、一人一人が本来どうあるべきかを考えてほしいと思います。
それが、民主主義の基本です。
政治家や官僚に任せては成りません。

主権は、国民にあります。
つまり、政権は、国民にあります。
民主主義とは、民衆が主体性を持って、自己責任で行動する社会です。

参考までに、私が作成した「夢主義社会マニフェスト」を公開しています。
夢主義社会」は、300年後の理想社会を目指します。