夢主義社会トップへ 出る杭は打たれる!   2006年03月18日  戻る

「出る杭は打たれる!」というのは、現実社会では一般的なことです。
上に立つ人間は、その地位を保つために、自分の地位を脅かす人間を許しません。

しかし、会社の中で上に立つ人間は、新入社員等に対して言います。
「当社では、出る杭は打たれる!というようなことはありません。皆さんの個性をどんどん伸ばして下さい」
この言葉は、社員からの信頼を得ようとする舌先三寸の言葉です。
真意は、あくまでも「上に立つ人間の地位を脅かさないレベルでの出る杭は、どんどん伸ばして下さい」ということです。「上に立つ人間の地位を脅かさないレベルでの出る杭」は、「出る杭」とは言えません。
つまり、「会社の方針に従って、足並み揃えて、その範囲で頑張って仕事をして下さい」というのが、上に立つ人間の本音なのです。

<上に立つ人間の杭の打ち方:>
明確な理由を説明せずに、一方的に部下の行動・考え方を否定します。
・俺は30年営業やってきた
・俺の話を聞け
・俺の直感だ
・お前はダメだ
・それは、中傷だ
・理由は、自分で考えろ

会社の中で上に立つ人間は、その地位を舌先三寸で獲得した分けであり、会社とは、そういう人間たちが支配する腐った社会です。会社の中に居たいならば、自分も腐った人間の仲間入りをするしかありません。腐った人間になりたくなければ、会社を退職するしかありません。
新入社員の退職率が高くなっている原因は、このような腐敗した会社が増えている証拠だと思います。