夢主義社会トップへ 上に優しく、下に厳しい社会   2006年03月29日  戻る

本来、上の立場の人間は、自分に厳しく、他人には優しくあるべきです。
上の立場の人間の能力が、充分な能力レベルにあれば、それは可能です。
しかし、一般的には、上に立つ人間は、舌先三寸で上司の御機嫌を伺いながら、要領良く振舞って、その地位を手に入れた人が多く、充分な能力を持っていません。
そして、充分な能力レベルにない人間が、その地位を維持するためには、下の立場の人間に対して、舌先三寸で、「俺は偉いんだ」「俺は正しいんだ」と主張する必要があります。また、「おまえは間違っている」と一方的に否定することもあります。現場に即さない一般論を長々と喋って、自分の正当性をアピールしたりします。

結果として、上に立つ人間は、甘やかされます。逆に、下の立場の人間は、厳しく扱われます。甘やかされた人間が上に立ち、しっかりした人間が下で頑張る。それが今の社会の現実です。

社長を筆頭にした幹部社員たち、学校の先生、医者等、上に立つ人間は、自分の立場を維持するために、舌先三寸で頑張っているようです。