夢主義社会トップへ 堀江主犯のストーリーに無理あり   2006年05月27日  戻る

ライブドア初公判が開かれました。
検察側は、「堀江主犯」のストーリーにこだわって、具体的な証拠に基づかない冒頭陳述を行ったようです。
「堀江氏が不正を指示した」
「堀江氏が不正を了承した」
という一方的な説明のみで、不正であることの具体的な証拠が示されませんでした。

元幹部の証言では「自社株売却益の売上計上が認められないとは思っていなかった」とのことで、当時、不正の意識は無かったということです。実際に今回の手法を計画した元幹部に不正の意識が無い以上、当然、元社長の堀江氏も、不正と認識して指示したり、了承した分けではないことは明らかです。

<補足>
東京地検は、現状の法律の範囲で、不正を立証しようとしています。たいへん無理があり、結局、ライブドア関係者の自供に頼らざるを得ない状況のようです。
大切なことは、今後、不正が行われないように、現在の法律の不備を改善することです。
大切なことを棚上げにして、一方的に不正だと決め付けて、自白させようというやり方は、許せません。
東京地検特捜部や証券取引等監視委員会の方が、不当な行為に思えます。

<補足2>自白を強要する検察
最近、社会保険庁の成果主義が問題になっていますが、警察も成果主義です。
上からの指示に従って、事件をうまくとりまとめると、高く評価されます。
このため、検察側は、事実を捻じ曲げて、自白を強要する姿勢になります。
拘置所での取調べでは、
・自白すれば保釈されます。
・自白すれば、執行猶予が付き、実刑を免れます。
等と言って、自白を強要します。
被告も、長く拘置されると、反論するのが面倒になり、検察側の強要に応じてしまいます。
この結果、真実は捻じ曲げられてしまいます。

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