夢主義社会トップへ イーホームズ:正直者はバカを見る   2006年07月08日  戻る

耐震強度偽装事件を、「隠ぺい」せずに公表した確認検査機関イーホームズが、検査機関指定取り消し、さらに、架空増資事件で起訴されています。
今回の耐震強度偽装事件では、国の制度上の不備が一番の原因です。つまり、国に一番の責任があります。それを指摘したイーホームズに対して、過重な処分を与えるのは、「国の責任を問われないように、イーホームズを黙らせたい」という国の意図が感じられます。

今回の被害者の中には、イーホームズを問題視している人もいるようですが、本来は、被害者の人たちは、イーホームズと協力して、国の責任を問うべきです。イーホームズは当初から国の責任を指摘していました。耐震強度計算に関しての問題点は、イーホームズが一番よく理解しているということです。そのイーホームズの協力を得なければ裁判で国の責任を問うことはできません。これ以外に、被害者の人たちが救われる道はありません。

このままでは、正直に事件を公表したイーホームズが、「正直者はバカを見る」ということになってしまいます。

最近、役所、警察、病院等の本来一番信頼されるべきところで、様々な隠ぺいが起きています。
こんな時代だからこそ、正直に事件を公表したイーホームズを潰してはならないと思います。