貧富の格差で一番問題なのは、大企業という立場を利用して、大企業に有利な条件で、中小企業と取引を行う行為だと思います。 どんなに景気が悪いときでも、その損失を中小企業に負担させることで、大企業は常に、十分な利益を得ることができます。 この状況は、昔であれば、殿様と農民の関係です。 バカ殿様は、農作物が不作のときも、農民から年貢を取り立てて、自分自身は豊かな暮らしを続けます。 農民は、食べるものも無く、飢えに苦しみます。 この問題に対して、政府が対応すべきとの声も聞こえますが、今は、自由主義経済です。企業と企業の関係に、政府が口を挟むことはできません。企業と企業が話し合って問題解決を図るべきです。お互いに話が付かなければ関係を解除するのが、順当なやり方です。そうしないのは、この格差問題が、大企業のみの責任ではなく、中小企業にも原因があると言えます。 中小企業に求められるのは、大企業に依存しない経営体質だと思います。 実際に、大企業離れに成功している企業も、増えているようです。 <追伸> 最近の、北朝鮮の問題で、「経済制裁を!」という声がありますが、経済制裁を行っても、北朝鮮の幹部が困ることはないでしょう。経済制裁で困るのは、現在、貧困に苦しんでいる北朝鮮の一般民衆です。 |