人間関係重視の教育が、詐欺師を育てる 2007年08月21日
コミュニケーション能力が大切と言われています。 コミュニケーション能力とは、舌先三寸で、要領良く振る舞い、自分が利を得ようという行為です。 いじめは、最初、一人でいる子に声を掛けて、自分の思うように相手を動かそうとします。 自分の言う通りにすれば良し、逆らうならば、暴力行為にいたる場合もあります。 詐欺師は最初、優しい言葉で近付き、そのコミュニケーション能力により、相手から奪います。 学校の先生に対して、親から理不尽な要求が増えているとのことですが、これも、人間関係重視の教育でコミュニケーション能力を身に付けた親が、その能力を使って、自分が利を得ようという行為です。 もちろん会社の中では、いじめ、詐欺、理不尽な要求、横暴な要求は、日常的に行われています。 会社の中では、このような悪意のコミュニケーション能力を駆使することで、出世できるようです。 会社の中に限らず、今の社会では、地位・名誉を得た人間は、悪意のコミュニケーション能力を駆使してその地位・名誉を得た人が多いようです。 学校の教育方針を決める立場の教育委員会や政治家も、その地位を、悪意のコミュニケーション能力を駆使して得たと考えられます。 このような悪意の人間たちが決めた人間関係重視の教育が、詐欺師を含めた様々な社会悪を増加させるのは、当然の成り行きと考えられます。 コミュニケーション能力は、一つの技能と言えるでしょう。 大切なのは、それを善に使うことです。 「善は与える、悪は奪う。」 しかし、コミュニケーション能力だけで、物作りの能力を持たない人間が、生きていくには、相手から奪う以外にありません。 人間関係重視の教育は、コミュニケーション能力を重視して、物作りの能力を軽視しています。 これが、詐欺師を含めた様々な社会悪を増加させています。 また、物作りの能力を軽視する教育が、安全・安心を根底から崩しています。 |