夢主義社会トップへ 資本主義社会が欲望を暴走させた   2007年09月23日  戻る

先日、テレビアニメ「地球へ」の最終回でした。
「地球へ」では、人類こそが「悪」であり、コンピュータ管理により、人の欲望を抑えるとのことでした。
SF物語ではよくある話です。

でも、人を制御するコンピュータ管理システムを作らなくても、
人間は、欲望を制御する能力として理性を持っています。

ところが、現代の資本主義社会は、欲望を増幅・暴走させました。
その結果、理性が機能しなくなってしまいました。
資本主義社会では、ひたすら競争して勝ち続ける必要があります。
負けたとたんに、今まで得たものを全て失います。
このため、手段を選ばず、他人を蹴飛ばし、人の足を引っ張り勝とうとします。
これが「悪」です。

人の欲望を抑えるには、新たなシステムを作らなくても、既存の資本主義社会というシステムを壊してしまえば、人は理性を取り戻すことができます。

資本主義社会は、マネーゲーム社会です。
今の社会は、本来の道を歩むことを忘れ、テレビゲームばかりしている子供やニートと同じです。
しかし、この子供からテレビゲームを取り上げるのは難しいことです。
無理にテレビゲームを取り上げると、怒って暴力を振るうでしょう。
最悪、殺されるかもしれません。

資本主義社会を止めさせる事は、子供にテレビゲームを止めさせる事以上に難しいことです。

<余談>
人類が、人間と同等に対話できるコンピュータシステムを作ることは、まだまだ先だと思います。
でも、進化した人の脳は、バイオコンピュータと考えられないでしょうか?
資本主義社会は、そのバイオコンピュータが欲望を重視した社会を作り上げた結果と言えます。
欲望は悪につながります。

夢主義社会は、夢(社会貢献)を重視した社会です。