夢主義社会トップへ 緊急地震速報は、地震予知ではありません!   2007年09月29日  戻る

緊急地震速報が、10月1日からスタートするそうです。
でも、緊急地震速報は、昔から望まれていた地震予知ではありません。
実際に地震が起きた後に、その情報を揺れよりも早く電波で伝えるだけです。
この辺を勘違いしていると、混乱やパニックの元になります。

■緊急地震速報は、大きな揺れを起こすS波の前に生じるP波を感知して知らせてくれるそうです。
 地震予知ではなく、実際に起きた地震を、地震の揺れよりも早く伝えるという事のようです。
 ※地震の数秒〜数十秒前に知らせてくれる。
 ※でも、震源地に近い場所では、S波とP波は、ほぼ同時に到着するため、間に合わない。

大きな揺れを生じる震源地に近い場所では、S波とP波の時間差はあまり無く、間に合いません。
緊急地震速報を当てにしていたら、緊急地震速報の前に地震が来たということになります。

逆に、S波とP波の時間差が大きいということは、震源地から離れているということで、大きな地震はありません。
緊急地震速報を聞いて、慌てて非難しようとして転んで怪我をした。でも、実際の地震では、大した揺れは無かった。ということになります。

地震予知を期待していた人たちにとって、今回の緊急地震速報は、期待外れということになりそうです。

<追伸>
やはり、地震予知情報がほしいと思います。
現状では、公の機関から地震予知情報が出されることは無いようなので、
ナマズを飼っている方等は、是非、地震情報を投稿願います。