夢主義社会トップへ 年金保険料流用禁止法案は、問題のすり替え!   2007年11月10日  戻る

民主党は、年金保険料流用禁止法案を出しましたが、その前に、直面する年金不明記録の問題に対策を出すべきです。
民主党が参院選で大勝利を収めたのは、年金不明記録問題に対して具体的な対策を期待しての事です。これを行わないと、公約違反です。

民主党が、年金不明記録の問題に具体的な対策を出さないのは、何故か?
それは、年金不明記録の問題を追求する事が、社会保険庁の職員の問題を追及することになるからです。

社会保険庁の職員の労働組合は、民主党を支援しています。
社会保険庁の職員の問題を追及すると、社会保険庁の職員から反感を買い、選挙での票を失うことになります。

このため、社会保険庁の問題を追及せずに、年金問題に対して対応している姿勢をアピールする方法として、年金保険料流用禁止法案を出したということです。年金保険料流用禁止法案では、年金不明記録の問題は何も解決しません。
つまり、問題のすり替えです。

民主党は、年金不明記録の問題に具体的な対策を出すつもりはないようです。
政治家は、本来どうあるべきかではなく、選挙で勝つための行動しかしないようです。

<追伸>
年金保険料流用禁止法案は、年金事務等に年金保険料を使わずに、税金を使うということです。
そもそも、年金保険料と税金は、似たようなものではないでしょうか?
すでに、基礎年金の支払いの3分の1は、税金で補填されています。
そして、民主党は、基礎年金を全て、税金で支払うべきと主張しています。
年金保険料流用禁止法案よりも、年金制度を廃止すべきです。
そして、生活保護に統一すべきです。