夢主義社会トップへ 消費税アップよりも累進課税を強化すべき!   2007年11月17日  戻る

消費税アップの話が出ていますが、
まずは、累進課税を強化すべきです。

今の勝ち組は、マネーゲームでの勝者です。
彼らの努力とは、マネーゲームで勝つための努力です。
良い商品・サービスを、社会に提供するための努力ではありません。
人類の未来に役立っていません。
本来、地道にコツコツ物作りをしている人が報われる社会であるべきです。
そうでないと、だれも物作りをしなくなってしまいます。

そもそも、一人の人間が行える労働には、限りがあります。
収入を労働の対価という観点から考えると、桁違いに大きな収入の差があるのは、不自然です。
逆に言うと、労働の対価以上に収入を得たということです。
これは、労働を伴わないマネーゲームだから得ることができた収入ということです。
そういう収入には、高い税率を掛けて回収するのが、国としての適切な対処と言えます。

さらに言うと、マネーゲームで努力したのならば未だ良いのですが、人間関係でその地位を得て、その地位に居座るだけで、高い報酬を得ている人もいます。
一方で、下請会社とか、派遣社員とかの立場により、安い賃金で働かされている人が多くいます。
このような立場の差による報酬の差は、明らかに封建社会であり、格差の固定化を招いています。
地位や名誉に対する報酬には、高い税率を課するべきです。

累進課税の強化では手緩いので、一定額以上の収入を、全て税金で没収する制度が必要です。
年収一千万円以上は、全て税金で没収というのは、如何でしょうか。
※会社として大金を手にするのは問題ありません。
※個人の懐に大金が入るのが問題です。

多くの収入を得ても、全て税金で没収されるようになれば、必要以上のお金を得る行為は無意味になります。
人々は、無意味なマネーゲームを止め、本来の「夢」に向って歩き出します。
良い商品・サービスで、多くの人の役に立ち、さらに、人類の未来に役立つことこそが、人間にとっての喜びなのです。

本来、大切なものは、人と物です。
人は、物を作るための生産者であり、また同時に、物を消費する消費者でもあります。
多くの人たちが、多くの物を作ることにより、人類の未来へと続きます。