夢主義社会トップへ 年金不明記録:やる気の無い社会保険庁   2007年12月12日  戻る

年金不明記録の持ち主特定作業が進まないようです。
一番の原因は、社会保険庁の上の立場の人間たちに、やる気がないからです。

社会保険庁の上の立場の人間たちにすれば、
・社会保険庁を解体すると言う自民党に、何故、協力しなければならないのか。
・自民党は参院選で負けている。つまり、国民の支持を受けていない。そんな自民党に、何故、協力しなければならないのか。
・年金不明記録の持ち主特定作業が進まない方が、自民党をさらに窮地に陥れることができます。
・次の衆院選挙で、民主党が政権を取れば、社会保険庁解体が中止になり、自分たちの地位を維持できるかもしれません。
・年金不明記録の責任は、全て自民党にあることになり、社会保険庁は悪くないということになるかもしれません。

つまり、社会保険庁の上の立場の人間たちにすれば、作業が進まない方が、都合が良いのです。

もちろん、現場の職員は頑張っていると思います。
でも、上の立場の人間たちに、やる気が無いと、現場の職員たちは、十分な情報を得られず、作業が進みません。

つまり、年金不明記録の持ち主特定作業が進まないのは、
国民が、前回の参院選挙で、自民党の権限を剥奪したからです。

ですから、本来は、前回の参院選挙後、年金不明記録の持ち主特定作業は、
選挙に勝った民主党が主体になって行うべきだったのです。

それを、いつまでも、権限を失った自民党が続けていたのでは、作業が進まないのは当然です。
速やかに、民主党が引き継ぐべきだったのです。
そういう意味で、行動が伴わなかった民主党に真の責任があると言えます。

民主党は、政権を取りたいと思っているようですが、もし、次の衆院選挙で勝って、政権を取っても、結局、今回の年金問題と同じで、具体的な対応を何もしないのではないでしょうか?