医者の治療ミスを刑事裁判に問うべきではない 2007年04月30日
最近、医者や警察を訴えるケースが増えているようです。 何かと他人に責任を押し付けたがる人が多いようです。 自分に起きた不幸を、とにかく誰かの責任にして追求しないと、腹の虫が収まらないと言ったところでしょう。 今の社会では、都合の悪い事を、他人の責任にすることで、自分が得をします。 会社の中で上司は、うまくいかなかった事を部下の責任にして、うまくいった事は自分の手柄にして、上に報告します。これにより、自分の地位を維持し向上させる事ができます。問題が起きた後に、「アーすれば良かったのに」とか「コーすれば良かったのに」と言うのは容易いことです。 この延長線から、医者や警察の責任を問うケースが増えているのでしょう。 医者や警察の対応について、後から「アーすれば良かったのに」とか「コーすれば良かったのに」と問題指摘することは容易い事です。 少なくとも、医者や警察官は、「世のため人のため」と考えてその職になった人たちです。 単に、金儲けをしたいのであれば、マネーゲームをした方が手っ取り早いです。特に医者は頭の良い人たちですので、マネーゲームをすれば容易く大金を得られるでしょう。そういう安易な道を選ばず、人のためにと考えて医者になった人たちを、安易に裁判に訴えて良いものでしょうか? これでは、医者や警察官になりたいと思う人はどんどん減るでしょう。 事実を明確にすることは大切ですが、治療ミスを刑事裁判で責任追求するのは間違っていると思います。特に、治療しなければ確実に死ぬような場合に「業務上過失致死罪」は、当てはまらないでしょう。患者が助かれば感謝され、助からないと刑事裁判では、とても医師を続けられないでしょう。 ↓こっちは、通常のホームページ形式です。 夢主義社会 https://www.dream-think.com/ |