夢主義社会トップへ 国民投票法:中身の無い枠組みだけの法律   2007年05月14日  戻る

本日、国民投票法が、参院本会議で可決・成立しました。
与党多数の中で、法案を可決することは容易いようです。

今回の国民投票法の問題点は、最低投票率の定めが無いために、例えば、10%の人が投票して過半数が賛成票なら憲法改正できるとしている点です。
最低投票率については、付帯決議として、今後も検討されるそうですが、最低投票率が一番大切です。一番大切なことを棚上げにして、法律を決めてしまうというのは、「中身の無い枠組みだけの法律」ということになります。
与党多数の中で、一番大切なことを曖昧にしたままで、法律を決めてしまうというのは、国民の声を無視した不当な行為としか言えません。

国民投票法が通った以上は、この後、国民としてできることは、選挙で、憲法改正に反対する党に票を入れる以外にありません。これにより、国会で憲法改正案を通さず、国民投票に持ち込まないようにする以外にありません。

しかし、一番の問題は、豊かさを求めて欲望に走っている今の日本国民が、選挙で正しい判断を下せるのでしょうか?
今の日本社会は、着実に、悪の社会に向けて歩んでいるように思えます。
時代に合った憲法という考えでは、悪の社会には、悪の憲法が相応しいということのようです。

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