SF物語では、「人類は凶暴なので滅ぼすべきだ」という話があります。 そもそも、何故、人類は、地球上で食物連鎖の頂点に立つことができたのでしょうか? 食物連鎖の頂点に立つことができたということは、地球上で一番凶暴な動物は人間ということになります。 私は、人間を凶暴にしたのは、性ホルモンでは?と考えています。 性ホルモンは、子孫保存の本能「愛」を司る基本のホルモンです。 同時に、子孫保存のために闘う必要性があり、闘争・攻撃本能に結びつくアドレナリン・ノルアドレナリンの分泌を促進します。 「愛の戦士」というのをアニメ等で良く聞きますが、性ホルモンがアドレナリン・ノルアドレナリンの分泌を促進するということを考えると、「愛は戦うことである」と納得したりします。逆に考えると、愛は平和には、つながらないことになります。 元気良く活力を持って生きて行くには、性ホルモンが必要ですが、その性ホルモンが、人を攻撃的にして、様々な争いの元になっているのも現実のようです。 歳を取って、性ホルモンの分泌が低下すると、人間は温厚になるようです。 他の動物では、生殖時期が決まっていて、その時期には、かなり凶暴になっていたりするようです。その時期以外は生殖行動を取らないそうです。 人間は、年中、生殖可能で性ホルモンを分泌しているため、年中、凶暴であり、結果として、地球上で一番強い動物になり、食物連鎖の頂点に立つことができたのだと思います。 歳を取って、性ホルモンの分泌が低下すると、自分に自身が持てなくなったりしますが、実は、攻撃性が低下して、本来の人間として、理性的に生きられるようになったと考えるべきでしょう。 逆に、人類の中で凶暴で犯罪を犯す人は、単に性ホルモンが過剰で、理性で抑えられなくなっただけなのだと思います。このように考えると、刑務所で無意味な更生プログラムを施さなくても、生殖器を切除すれば、即、理性的な人間に生まれ変われることになります。 |