夢主義社会トップへ 労働者不足の嘘   2008年01月25日  戻る

少子高齢化で労働者不足が問題視されていますが、ほんとうに労働者は不足しているのでしょうか?
単に、額に汗して働く気の無い人間が増えているだけではないでしょうか?

今の社会では、より上の地位に着くことにより、多くの報酬を得ることができます。
より上の地位を得るには、人間関係が大切で、舌先三寸でのコミュニケーションに日夜明け暮れている人が多いようです。
人間関係を大切にしないと、「あいつは優秀だけど、俺の所へ挨拶にも来ない。ダメだ。使えない。」と排除されてしまいます。
このため、人間関係を維持するために時間を費やせざるを得なくなり、実際の労働を行う時間が無くなります。
この結果、労働者不足に至っているのではないでしょうか。

現代社会は、ピラミッド構造(三角形)であり、人々は、その三角形の中で、より上を目指します。
でも、実際に労働しているのは、三角形の底辺の人のみです。
他の人は、舌先三寸で働いている振りをしているだけです。
その三角形は、人々がより上を目指した結果、どんどん鋭利な三角形になり、実際に労働する三角形の底辺の人は、どんどん減ります。

<余談>
私は昔、システムエンジニアだったのですが、コンピュータシステムの開発で、私が初めてプロジェクトリーダを行った際には、プロジェクト管理しかしていませんでした。
でも、プロジェクトを終えて振り返ると、最初に、無理の無い正しい計画を立てて置けば、後は細かく管理しなくても、プロジェクトは順調に進みます。
従って、プロジェクト管理に時間を費やす必要が無く、プロジェクトリーダも、プログラム作りに参加できます。

次にプロジェクトリーダを行った際に、この方針で、プロジェクトを進めたところ、プロジェクトは順調に進み、上司に頻繁に報告する必要も無く、人件費削減に貢献できました。

<追伸>
「資本主義社会」では、無駄は付き物と言われています。
無駄が多いために、忙しい割には、未来につながっていないように感じます。

「夢主義社会」では、個々の労働が人類の未来に向かっていることを第一に考えます。
これにより、無駄な労働を無くすことで、一人一人はゆったりと働いていても、
社会全体としては、着実に未来に向かって歩みます。