夢主義社会トップへ 勉強する目的:自分の能力を伸ばす   2008年03月09日  戻る

何のために勉強するのか。
それは、自分の能力を知り、その能力を最大限に伸ばして、人類の未来に役立つためです。
良い学校・良い企業に入ることが目的ではありません。
また、他の人と競争して勝つことが目的ではありません。

今の社会や学校で、競争を強いられるのは、競争によって、もっと頑張れると考えられているからです。
でも、その結果、個々の生徒の能力を伸ばすことよりも、一律の土俵での競争が求められるようになり、本来の教育の目的である「自分の能力を知り、その能力を最大限に伸ばす」ということが忘れられています。
その原因は、今の社会のルールを決める決定権のある人間が、競争に勝った人間であり、その自分の行動が、正しいと思っているからでしょう。

「自分の能力を知り、その能力を最大限に伸ばす」と言っても、自分の能力を知ることは大変難しいことです。
今は不得意な科目でも、将来チョットしたきっかけで、得意な科目になるかも分かりません。
逆に、不幸にして事故等で、得意なことができなくなるかも分かりません。
未来のことはだれにも分かりません。
ですから、義務教育では、今後の長い人生に備えて、広く浅く多くのことを勉強することが基本になります。

勉強することは大切ですが、学習内容が身に付いたか否かを気にする必要はありません。
今は、理解できていなくても、将来、チョットしたきっかけで、理解できるかも知れません。
とにかく子供の頃は、時間を掛けて、少しでも多くのことを、頭に詰め込む努力が大切です。
競争は無意味ですが、詰め込む努力は大切です。
努力が大切であり、結果を気にする必要はありません。
詰め込まれた知識が、頭の中で整理・成長し、やがて、芽を出し、花開く時期が来ます。

<追伸>
人は何故生まれたのか?
人生の目的は?
何のために働くのか?
何のために勉強するのか?
答えは一つです。人類の未来のためです。
より良い人類の未来を願う心が、夢です。